鉄の頁 > 鉄道旅行記 > JR九州スタンプラリー旅2 2007年4月7日

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夜明駅

大分県のJR久大本線と日田彦山線の分岐点に夜明(よあけ)駅という面白い名前の駅がある。スタンプラリーの旅2日目の最初の目的地はここだ。

箱崎(福岡県)6:08発

鹿児島本線・121M

吉塚(福岡県)6:10着/6:13発

篠栗線〜筑豊本線・2620H

新飯塚(福岡県)7:08着/7:37発

後藤寺線・8581D

田川後藤寺(福岡県)7:58着/8:13発

日田彦山線・929D

夜明(大分県)9:14着

この駅は、NHKの鉄道旅行番組で俳優の関口知宏さんが訪れた模様が紹介されていた。そのとき駅の花壇の管理をしている女性が紹介され、その後、体調を崩して一時花壇の管理ができなくなったということが放送されていた。今回訪れてみてホーム等の花壇を見てみたが、良く手入れされており(耕された跡や最近植えられたらしい葉牡丹があった)、体調は戻られたようで一安心。

夜明駅
▲夜明駅

夜明駅夜明駅
▲駅舎

夜明駅の駅舎は渋くて私好み。また、駅前の坂本商店というお店がJRから委託されて切符の販売を行っているのだが、この駅を訪れた記念にと隣の駅までの切符をった折に、お店の方に地名の由来についてのお話を伺う事ができた。昔(4世紀頃)この地を天皇が訪れた際(景行天皇のクマソ征伐か?)、夜が明けたことから「よあけ」となったというが、もともとは「夜開」という字を書いたそうで、それが明治時代になって現在の「夜明」になったとのこと。

夜明駅夜明駅
▲駅前の坂本商店

その後お店の方に、映画「男はつらいよ」のロケがこの地で行われた際の写真やサインを見せてもらったりした後(ご親切にありがとうございました)、次なる目的地へ向かった。



「ゆふいんの森」と「鮎すし」〜由布院駅

夜明(大分県)10:08発

久大本線・1835D

日田(大分県)10:17着/10:35発

久大本線・特急「ゆふいんの森1号」 ◎スタンプ!

由布院(大分県)11:26着 ◎スタンプ!

日田駅から、車内に置いてあるスタンプを押すためと「ワープする」ため、特急「ゆふいんの森1号」に乗車。その際に小技を使って普通に切符を買うより400円ほど安く乗った(このページ最下部参照)。

ゆふいんの森
▲特急「ゆふいんの森1号」@日田駅

その車内で日田駅で買った駅弁「鮎すし」を食べたのだが・・・。「おいしい」といえる駅弁とほとんど巡り会った事がないが、この「鮎すし」はおいしかった!酢でしめた鮎を酢飯の上に1匹丸ごと載せた姿寿司なのだが、鮎と酢飯の間に青紫蘇の葉が挟んであって、それがいい風味を醸し出していた。ただ頭の部分は骨が少々硬いので、この部分は食べないほうが良いかも(私はバリバリ食べた(笑))。

鮎すし鮎すし
▲鮎すし

由布院駅でスタンプを押した後、駅前で観光用の辻馬車を見たり、ちょうどやって来たトロッコ列車「トロQ」を見物したりした後、宮地駅へ向けて出発。

由布院駅
▲由布院駅

由布院駅由布院駅
▲(左)駅前から望む由布岳、(右)駅前には馬車が

由布院駅由布院駅
由布院駅由布院駅
▲ちょうどやって来たトロッコ列車「トロQ」



宮地駅〜「あそ1962」

由布院(大分県)11:43発

久大本線・4849D

大分(大分県)12:42着/12:58発

豊肥本線・4434D

豊後竹田(大分県)14:23着/14:25発

豊肥本線・2424D

宮地(熊本県)15:08着

宮地駅の駅舎は一目それほど古くないと思われたが、それでも戦前の昭和18年に建てられたもので、神社風のなかなか趣のあるものだった。ホームにある説明版によると宮地は「阿蘇開拓の神、建磐龍命がこの知に宮床を定められ、宮地という地名になりました」とのこと(難解)。

宮地駅
▲宮地駅の駅舎

宮地からは観光列車「あそ1962」に乗車(鈍行なので指定席券を買えば18きっぷで乗れる)。車内のスタンプを押し、10分間停車している間に阿蘇駅のスタンプも押印。

あそ1962あそ1962
▲あそ1962@宮地駅

宮地(熊本県)15:37発

豊肥本線・観光列車「あそ1962」 ◎スタンプ!

阿蘇(熊本県)10分間停車 ◎スタンプ!

豊肥本線・観光列車「あそ1962」

熊本(熊本県)17:21着

この列車は、豊肥本線の名物列車だったSL「あそBOY」の機関車の不調による廃止に伴い、その代わりとして生まれた。2両編成の列車(気動車)の内1両が1962年製の車両であることが列車名の由来である。あまり期待していなかったが、景色の良い所では解説が入ったり、またテレビ画面にレトロな昭和のCM(「カステラ1番、電話は2番」とか「4126!4126!」とか)や昔の阿蘇の映像が流れたりして、なかなか楽しい列車だった。

あそ1962あそ1962
あそ1962
▲あそ1962車内。自転車も積める



九州横断特急〜三角線

熊本駅から車内に設置されたスタンプを押すため、ちょっとだけ特急に乗車。が、熊本駅で少々むっとする出来事が。乗り込んだデッキにちょうどスタンプがあったので押そうとしたところ、後から乗り込んできた若い男が前に割り込んで押し始めた。「ちょっと!」と言うと「すみません」といいながらもスタンプを押し、なんとそのまま乗車せずに降りていきました。つまりこの特急が熊本駅に停車している間に「デッキに乗り込む→スタンプを押す→降りる」ということを行ったわけ。いろんな意味で「ルール違反じゃないか!」と憤慨。が、一方で「その手があったか!」と感心したことは否めない(苦笑)。

熊本(熊本県)17:36発

豊肥本線・特急「九州横断特急8号」 ◎スタンプ!

新水前寺(熊本県)17:44着

九州横断特急
▲特急「九州横断特急8号」@新水前寺駅

新水前寺(熊本県)17:49発

豊肥本線・1470M

熊本(熊本県)17:57着/18:02発

鹿児島本線〜三角線・543D

三角(熊本県)18:50着 ◎スタンプ!

さて、三角(みすみ)駅に設置されたスタンプを押すために乗り込んだ三角線。1日目に続いてまたしても、予期しなかったすばらしい夕暮れの風景に出会った。有明海の干潟の向こう、島原半島・雲仙の山影に沈む夕日は、これまで見た夕暮れの風景、あるいは列車の車窓の中で間違いなくベスト3に入るものだった。この時間帯の三角線はオススメ!

三角線三角線
▲三角線の夕暮れ

三角駅
▲三角駅



二日市駅の奇跡(?)〜2日目終了

三角駅でスタンプを押して後は帰るのみ。ボーっとしつつなんとなく時刻表を眺めていると・・・。荒尾から博多まで乗る列車が途中、スタンプが設置してある二日市駅に3分間停車するらしいことが発覚!二日市駅は家から近いこともあり、「いつでも行けるから、この5日間の旅の中で訪れなくてもいい」と思っていた駅。もしこの3分間の間にスタンプを押すことができたなら、後々の交通費の節約になる!ということでチャレンジしてみることに(失敗して乗り遅れた場合、家に帰りつくのが0時前後になってしまい、翌日朝が早いことからそれは避けたかった)。

三角(熊本県)18:55発

三角線〜鹿児島本線・546D

熊本(熊本県)19:46着/19:54発

鹿児島本線・5356M

荒尾(熊本県)20:44着/20:58発

鹿児島本線・2360M

二日市(福岡県)3分間停車 ◎スタンプ!

鹿児島本線・2360M

博多(福岡県)22:35着

二日市に到着するや否やホームに降りた私の目の前にあったのは、改札への跨線橋の遥かなる上り階段(泣)。必死に駆け上がり、跨線橋を渡り、階段を駆け下り、改札を通り、みどりの窓口でスタンプを押し、改札を通り、階段を駆け上がり、跨線橋を渡り、階段を駆け下りて元のホームに帰ってくると・・・。おおっ、まだ列車が止まっているではないか!すばらしい!と、いうことで二日市駅のスタンプをゲットしたのだった(汗)。

博多(福岡県)22:38発

鹿児島本線・2538M

箱崎(福岡県)22:43着

こうして17本の列車に乗った2日目が終了、この日だけで7個のスタンプを押すことができた。1日目と合わせて計10個、折り返し地点だ。翌日からは2泊3日の南九州編へ出発。



<交通費>

JR発足20周年・青春18きっぷ(1日分):1,600円
特急「ゆふいんの森1号」(ナイスゴーイングカード使用)
           乗車券(夜明〜大分):1,240円
       指定席特急券(日田〜由布院):850円
観光列車「あそ1962」(宮地〜熊本)
                 指定席券:500円
特急「九州横断特急8号」(熊本〜新水前寺)
                  乗車券:200円
               自由席特急券:300円

計:4,690円



☆特急「ゆふいんの森1号」に使った小技☆

さて、日田〜由布院間の特急「ゆふいんの森1号」の切符を普通に買ったらいくらになるのだろう?

乗車券(日田〜由布院):1,080円
指定席特急券(日田〜由布院・通常期):1,420円

計:2,500円

となる。ここで登場するのが「ナイスゴーイングカード」。これはJR九州のみどりの窓口で申込用紙に必要事項を書き、身分証を提示して500円の入会金を支払うと発行されるカード(ただし16〜29歳までという年齢制限があります。)で、このカードを使うと、

@金〜日曜日、及びゴールデンウィークと年末年始の期間に、
AJR九州を101キロ以上乗車する場合、
B駅窓口(みどりの窓口等)で切符を買うと、

運賃・料金(特急料金・指定席料金・グリーン車料金などなど)が在来線は4割引(!)、九州新幹線は3割引になるという優れもの(ただし学割と併用して「運賃が52パーセント引き!」ということはできない)。ちなみに、これは鈍行に乗る場合にも適用される。

今回の場合、日田〜由布院間は条件Aの「101キロ以上」に該当しないため、このカードが使えないように思われるが・・・。実は条件Aは「乗車券の区間が101キロ以上」という意味。また、乗車券の区間が101キロ以上なら、その区間内で乗る特急の乗車距離が100キロ以下でもその特急料金は4割引になるのだ。

長々と説明したが、要するに今回の場合、日田〜由布院間を含む101キロ以上の区間の乗車券(例えば夜明〜大分間)を買えば、日田〜由布院間の指定席特急券も4割引になるということ。すなわち、

乗車券(夜明〜大分・ナイスゴーイングカード使用)
         :2,070円×0.6=1,242円→1,240円
指定席特急券(日田〜由布院・通常期・ナイスゴーイングカード使用)
         :1,420円×0.6=852円→850円

計:2,090円

となり、約400円お得になるわけだ(カードは1年間使えるということで、入会金の500円は計算に含めていない)。

また、この切符で改札を出るとき「切符を持って帰りたい」と言って手元に残せば、今回の旅の場合「夜明」の駅名の付いた切符がお土産として得られて2度お得である(笑)。



JR九州スタンプラリー旅3@へつづく