鉄の頁 > 鉄道旅行記 > JR九州スタンプラリー旅1 2007年4月4日

寝台特急「あかつき」

JR九州はJR発足20周年を記念してスタンプラリーをやっている(2007年7月16日まで)。また、この春は11,500円の青春18きっぷが「JR発足20周年・青春18きっぷ」として8,000円で売り出された。ということでこの安い18きっぷを利用してスタンプラリーの旅を計画。計5日間(18きっぷ1枚分)で九州中の駅と列車の中にある全20個のスタンプすべてを集める旅に出た。

青春18きっぷでは特急・急行列車には乗れない。しかしのっけから乗車券と特急券を購入し、なんと寝台特急「あかつき」に乗車。しかも博多〜佐賀間という短い区間。「寝台車で?もったいない!」と言う方もいるかもしれないが、「あかつき」にはグリーン車並の設備の普通車指定席「レガートシート」が連結されているのだ。

箱崎(福岡県)5:44発

鹿児島本線・2121M

博多(福岡県)5:50着/5:53発

鹿児島本線〜長崎本線・寝台特急「あかつき」

佐賀(佐賀県)6:52着

寝台特急「あかつき」寝台特急「あかつき」
▲(左)寝台特急「あかつき」@博多駅、(右)併結してきた寝台特急「なは」と分割@鳥栖駅

寝台特急「あかつき」寝台特急「あかつき」
▲(左)レガートシート車両@鳥栖駅、(右)レガートシート車内

なぜ乗ったかといえば、一つはもちろん「乗りたかったから」という単純明快なもの(笑)。近年九州を走る寝台特急は廃止されるものが多く、また以前は他の列車にも連結されていた「レガートシート」は現在「あかつき」にしか連結されていない。「無くなる前に乗っておこう」というわけだ。

もう一つの理由は「博多から鈍行に乗ったのでは間に合わない、長崎本線の早い時間帯の鈍行に乗り継ぐため」で、このように青春18きっぷの旅の中で特急・急行列車に乗ることを専門用語(?)で「ワープする」という(笑)。

さて、レガートシートは大変乗り心地が良かったが(十分眠れそう)、そこはかとなく異臭が・・・。おそらく風呂に入っていない人から・・・(慣れれば気にならない)。JRはレガートシートに消臭剤を置くべきだろう(笑)。



陶山神社

佐賀(佐賀県)7:00発

長崎本線・2825M

肥前山口(佐賀県)7:15着/7:27発

佐世保線・927M

上有田(佐賀県)7:59着

「九州遺産 近現代遺産編101」(文・写真/砂田光紀 弦書房)という本の中で「陶山(すえやま)神社」という神社が紹介されている。有名な有田焼の地にあるこの神社の鳥居は有田焼。また、狛犬も灯篭も有田焼でできていると書かれてあり、ぜひ実物を見てみたいと思って、まずはここに立ち寄った。

上有田駅から満開の桜をめでつつ、道に迷いながら15分後に到着。思ったより時間がかかってしまい、少し慌しく境内の有田焼製の様々なものを見物し(一見の価値アリ!)、これまた有田焼製のお守りを購入し、神社を後にした。

上有田駅
▲上有田駅

陶山神社
陶山神社陶山神社
▲陶山神社の有田焼製鳥居と狛犬、灯籠



山王神社「二の鳥居」

上有田(佐賀県)8:42発

佐世保線・4929M

早岐(長崎県)8:59着/9:02発

佐世保線・224D

佐世保(長崎県)9:14着/9:38発 ◎スタンプ!

佐世保線〜大村線〜長崎本線3223D・快速「シーサイドライナー」

長崎(長崎県)11:12着/11:25発 ◎スタンプ!

長崎本線・232D

西浦上(長崎県)11:32着/12:15発

長崎本線・235D

浦上(長崎県)12:19着

佐世保駅と長崎駅でスタンプラリーのスタンプを押し、西浦上駅近くのブックオフを冷やかし、浦上駅近くの山王神社「二の鳥居」へ。この鳥居、別名を「片足鳥居」「一本柱鳥居」という。写真を見れば由来は一目瞭然だが、このような姿になった原因は長崎に落ちた原爆。爆風により半分が吹き飛ばされた(その部分は鳥居の傍にまとめて置かれている。)のだが、もう半分は倒れることなく(!)そのまま立ち続け、現在に至るという代物。先述の「九州遺産」に掲載されており、それを見て立ち寄った。

山王神社山王神社
▲山王神社「二の鳥居」と倒壊した部材

絶妙なバランスで立つ(なぜ倒れない?)この鳥居。遠くに見えたときから一種独特の異様な雰囲気を醸し出していた。悲惨な原爆の被害にあったものを「オススメ」といっていいのか分からないが、めがね橋よりも何よりも長崎に来たら必見のものだと思う。見物後、社殿に参拝し、境内の大きなクスノキ(やはり被爆したという)の一部が入っているというお守り「大くす守」を購入。

山王神社山王神社
▲境内には大きな「被爆クスノキ」



厳木駅〜桃川駅〜1日目終了

佐賀県のJR唐津線に厳木(きゅうらぎ)駅という変わった名前の駅がある。何かの本で「渋い駅舎がある」ということを知り前から行ってみたいと思っていた。

浦上(長崎県)13:08発

長崎本線・2856M

久保田(佐賀県)15:12着/15:31発

唐津線・8829D

厳木(佐賀県)16:14着

降り立った段階では「渋い!」とうれしくなりったが、その後じっくり見ていくうちに、跡が目立つ方法で修繕されていたり、窓口がベニヤ板でふさがれていたり、といった様子を見て少しがっかり。さらに駅舎を出て外観を見て唖然とした。明らかに雰囲気を損ねる増築がなされていたのだ。とはいえホーム側から見れば雰囲気は良く、古い給水塔も残っていて、桜と菜の花が花盛り。それなりに楽しく過ごせたので、まあ良しとしようか。

厳木駅厳木駅
▲厳木駅



厳木駅厳木駅
▲古い給水塔

厳木(佐賀県)17:05発

唐津線・5839D

山本(佐賀県)17:22着

山本駅
▲趣のある山本駅の駅舎

山本(佐賀県)17:32発

筑肥線・2535D

桃川(佐賀県)17:59着

佐賀県のJR筑肥線に桃川(もものかわ)駅というかわいい名前の駅がある。以前、マンガ「鉄子の旅」(小学館IKKI)に登場する横見浩彦さんの本で「桃川駅には渋い時刻表がある」という記述を読んだ記憶があり、どんなものか見てみたくて行ったのだが・・・。なんと、時刻表があったと思われる駅舎は跡形も無くなっていた。残念!(古い駅名表示板は残っていたが・・・。)

しかし駅の周りをぶらついたり(たしか空腹のあまり駅前のやってるんだかいないんだか分からんような店で、賞味期限がいつなのか分からないようなミニドーナツを買った記憶が・・・)しているうちに夕暮れ時となり、予期していなかったとてもきれいな夕焼けを見ることができた。が、夕焼けの写真を撮っているうちに、デジカメがバッテリー切れに・・・。

桃川駅桃川駅
▲桃川駅

桃川駅から時間つぶしに一駅戻って肥前長野(ひぜんながの)駅へ。桃川駅へ向かっているときに、渋い(ボロい)駅舎があると確認したためでもある。

桃川(佐賀県)18:53発

筑肥線・2536D

肥前長野(佐賀県)18:58着

日没後の訪問だったため細部は良く分からなかったが、昭和10年に建てられたというこの駅舎の魅力は十分伝わってきた。惜しむらくはデジカメのバッテリー切れで写真が撮れなかったことと、滞在時間が短かったこと。またいつか再訪するつもりだ。

肥前長野(佐賀県)19:05発

筑肥線・2537D

伊万里(佐賀県)19:21着/19:58発

筑肥線〜唐津線・2538D

西唐津(佐賀県)20:52着/21:04発

唐津線・5848D

唐津(佐賀県)21:08着/21:34発 ◎スタンプ!

筑肥線・356C

筑前前原(福岡県)22:15着/22:16発

筑肥線・520C

姪浜(福岡県)22:34着

その後この辺りのJRを乗りつぶしつつ、唐津駅でスタンプを押して、スタンプラリーの旅1日目が終了。1日で19本の列車(家に帰るために乗った地下鉄を入れれば20本!)に乗るという自己新記録を樹立したが、大変疲れた。もう2度とこんな旅はしたくない・・・とは思わないけれど(笑)。



<交通費>

JR発足20周年・青春18きっぷ(1日分):1,600円
寝台特急「あかつき」・レガートシート(博多〜佐賀)
                  乗車券:1,080円
               指定席特急券:1,420円

計:4,100円



JR九州スタンプラリー旅2へつづく