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サムトの婆の碑
2012-5-6 のどかな里の川の堤防に建つ碑。

サムトの婆の碑
さむとのばあのひ/岩手県遠野市松崎町光興寺

遠野物語の中でも特に有名な「サムトの婆」のお話。

<遠野物語 第8話>
(前略)松崎村の寒戸(さむと)といふ所の民家にて若き娘梨の樹の下に草履を脱ぎおきたるまま行方を知らずなり、三十年あまり過ぎたりしに、ある日親類知音の人々その家に集まりてありし処へ、きはめて老いさらぼひてその女帰り来たれり。(後略)

親類と言葉を交わした後、帰ってきた女は再び山へと消えて行った。それは風の強い日だったため、強風の日には「今日はサムトの婆が帰ってきそうな日だ」と言うのだという。

実際には寒戸という地名は無いが、この話は登戸(のぼと)という地であった実話であり、遠野物語の著者の柳田国男か柳田に民話を語った佐々木喜善(鏡石)がプライバシーに配慮してあえて変えたのだという説もある。碑の位置も実話ということに配慮して神隠しがあった家の場所ではなく、少し離れた場所なのだそうだ。なお、“登戸”の地名は碑の近くの橋の名“登戸橋”に今も残る。また、娘が消えた六角牛山(ろっこうしさん)は、碑に向かって左後方のかなり離れた場所に見える。


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