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與次郎稲荷神社
2012-5-4 独特のドッシリした石の鳥居が特徴。

與次郎稲荷神社
よじろういなりじんじゃ/山形県東根市蟹沢

JR奥羽本線・山形新幹線のさくらんぼ東根駅から北へ徒歩10分弱の場所にお稲荷さんがある。それが與次郎(与次郎)稲荷神社。

藩主・佐竹義宣が水戸から秋田へ国替えとなり久保田山に城を築いた際、夢に現れた白狐の「棲みかを奪われたので土地が欲しい」という頼みを聞いて稲荷社に祭った。感謝した白狐は与次郎という飛脚に化けて秋田藩に仕え、秋田〜江戸間を6日間で往復したという。しかし与次郎は「重要情報が秋田藩に漏れるかもしれない」と恐れた幕府、あるいは仕事を奪われた別の飛脚の罠に掛かり、この地で殺されてしまった。以来、この地では災いが続いたため與次郎稲荷として祀ったのだという。

鳥居の傍に建つ由来書きには狐が化けたものだという記載は無かった(ちなみに飛脚の名前は那珂與次郎となっていた)が、秋田市の久保田城跡にある千秋公園にも与次郎が与次郎稲荷神社として祀られており(佐竹義宣が与次郎の死を哀れんで祀ったという)、与次郎という人物(または狐)について神社が2つできるほどの何らかの史実はあったのではないだろうか。そして与次郎が人だったにしてもなぜ狐を持ち出して稲荷として祀らなければならなかったのか・・・京極夏彦さんの小説「巷説百物語シリーズ」の又市一味の仕掛けのような事でもあったんじゃないかと想像を膨らませると楽しくなる。

また、ドッシリとした独特の鳥居は「六田の石鳥居」と呼ばれ、室町時代に建立されたものだという。最上三鳥居の一つとされ、東根市の指定有形文化財、そして文部省指定重美術品となっている。


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