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 2009/11/21 姫神奉納演奏@三重県伊勢市・伊勢神宮内宮
 2011/04/07 紅しだれコンサート2011@京都府京都市・平安神宮
 2012/08/25 白山一里野音楽祭2012@石川県白山市・一里野高原
 2013/08/24 白山一里野音楽祭2013@石川県白山市・一里野高原
 2014/10/04 白山神楽 姫神演奏会@福井県勝山市・平泉寺白山神社傍
 2015/05/31 姫神プラネタリウムコンサート@岐阜県岐阜市・岐阜市科学館
 2017/07/29 姫神白山夢幻奏コンサート@岐阜県郡上市・長滝白山神社・長瀧寺境内
 2017/07/30 白山太神楽 姫神演奏会@福井県勝山市・平泉寺白山神社境内

1.風の祈り(星悦子さんソロ)
2.千年の祈り
3.日高見の暁
4.火振り神事
MC・曲紹介
5.深山ノ夕霧
6.悠久ノ華
7.真白幾笛
黒澤博幸さんの津軽三味線ソロ
曲紹介
8.山の神
9.十三の春
佐々木達哉さんの山口太鼓ソロ
曲紹介
10.日高見山嶺
11.壮麗詩〜大地の祈り〜
12.天の空〜日高見徴〜
曲紹介
13.祭り神
14.神々の詩
15.天∴日高まつり
曲紹介
16.常葉の杜〜明日への夕暮れ〜
MC「神事なのでアンコールはありませんがもう一曲」
17.風日ノ御路

姫神のニューアルバムが先行発売されるということで、行ってきた。福岡から兵庫県の実家を経由して三重県の伊勢神宮へ。

まず、出演者が神域の杜に向かって祝詞(?)を詠んだり礼拝したりした後、先代の吉昭さんの奥さんである悦子さん(吉昭さんと二人でコンサートで演奏していた時期がある。)が「風の祈り」をソロで演奏。そして吉紀さんとシンセサイザーを交代。曲目はニューアルバム「天∴日高見乃國」に収録されているものが中心で、初めて聞く曲が多かったのだが、中でも3曲目「日高見の暁」がとても気に入った。山口太鼓の佐々木達哉さんの演奏は今回初めて見たが、太鼓を叩く所作がカッコイイ!また、前回行ったコンサートで印象に残った「祭り神」も太鼓が加わったバージョンが演奏され、姫神ヴォイスの「やーいーえさっさ!」という感じのお囃子と相まってとてもパワフルで良かった。

なお余談だが、折りしも賞味期限問題で赤福餅が買えず、残念(笑)。

01.神々の詩
02.遥かなる旅路
03.千年の祈り
MC
04.風の祈り
05.十三の砂山
06.遠い日・風はあおあお
07.貝の光
MC〜山本友重さんのバイオリンソロ(曲は姫神の「まほろば」)
08.潮騒
09.月のあかりはしみわたり
10.火振り神事
MC〜黒澤博幸さんの津軽三味線ソロ(曲は「津軽じょんから節」)
11.祭り神
12.雪
13.山の神
MC
14.大地はほの白く
15.野辺は澄み渡り
16.海を愛した日
MC「次が最後の曲です。本日はどうもありがとうございました。」
17.大地の祈り
MC「実は1つ忘れていたことがありまして・・・、もう1曲ありました(笑)。これが本当に最後です。」
18.明日への夕暮れ
アンコール「ではもう1曲。これが本当に、ほんとーーーに最後です(笑)。」
19.未来の瞳

私が初めて行った姫神コンサート。最初のMCで吉紀さんも言っておられたが、先代の吉昭さんが亡くなってから1年が経っていた。先代のコンサートも聴いてみたかったなと思いつつ、少しドキドキしながら開演を待っていると(開演待ちの間小さな音量でアルバム「北天幻想」が流れていた。)、やがてブザーがなり、照明が落ち、イントロのシンセサイザーの音がし始めて吉紀さんが登場。客席に向かって一礼した後、ピラミッド型の演奏スペースに入る前に合掌して一礼し、演奏がスタート。「神々の詩」の主旋律を独特の笛の音色で一節。その後バイオリンの山本知重さんが登場してソロで一節、津軽三味線の黒澤博幸さんが登場して一節、そして姫神ヴォイスが登場して一節、ラストは全員で演奏という感じの幕開けにふさわしいアレンジだった。

プログラム中で印象に残った曲を挙げると、まず「貝の光」。CDとは音色が異なり、主旋律は笛の音色とバイオリンで演奏されたのですが、鳥肌が立つほどすばらしかった。それから「祭り神」。CDでのホーミー(?)の部分を姫神ヴォイスの歌(お囃子)に置き換えたアレンジ。どちらもぜひCD化してほしいが・・・。そして吉紀さん作曲の「大地の祈り」「明日への夕暮れ」の2曲の新曲。知床半島をテーマにした「氷のゆりかご」というスペシャル番組のオープニングテーマとエンディングテーマの曲で、コンサート前にテレビで耳にしていて気に入っていたのだが、生で聴いてみると・・・やっぱり良い!

さて、開演前にコンサートのパンフレット(「大地の祈り」「明日への夕暮れ」の2曲が入ったCD付き)を購入したところ、なんと終了後にあるというサイン会の整理券がもらえた。ということでコンサート後にサイン会に参加。パンフレットにサインをしてもらいつつ二言三言お話をして、握手をして終了(緊張のあまり何を話したかうろ覚え)。ふっくらした感じの暖かい手をされていたのが印象的だった。(余談だが、この2年ほど後に握手する機会があった将棋のプロ棋士の羽生善治さんの手は対照的にほっそりした感じだった。)
写真:2017/07/30 白山太神楽 姫神演奏会@福井県勝山市・平泉寺白山神社境内
奥の細道
奥の細道
1st Single (1981)
1st Single『奥の細道』 ※未CD化

A面
01 奥の細道
B面
01 耶馬台国の夜明け

“姫神”の前身であるシンセサイザー・ギター・ベース・ドラムスからなる音楽ユニット“姫神せんせいしょん”。その1981年発売の記念すべきデビューシングルで、収録曲はアルバムとアレンジが異なる。未CD化だが、2011年発売のベスト盤『姫神 ゴールデン☆ベスト』にシングル版の「奥の細道」が収録されている。「奥の細道」は渋いタイトルから受ける印象とは違ってノリの良いポップな楽曲。
奥の細道
奥の細道
1st Album (1981)
1st Album『奥の細道』

01 ありそ(荒磯)
02 奥の細道
03 リ・ア・ス
04 紫野
05 耶馬台国の夜明け
06 Gun-Do
07 岩清水
08 行秋
09 螢
10 やませ

デビューシングルと同年発売の同名ファーストアルバム。収録曲中、私の好きな「行秋」は秋の夕暮れの里山の情景が目に浮かぶような曲で、2014年のコンサートで久々にセットリストに復活した。現在中古以外での入手は困難だが、MP3の配信が行われている。
遠野
遠野
2nd Album (1982)
2nd Album『遠野』

01 春風祭―遠野物語への旅―
02 水光る
03 峠
04 サムト
05 早池峯(ハヤチネ)
06 綾織(あやおり)
07 河童淵(かっぱぶち)
08 赤い櫛
09 水車まわれ

岩手県の遠野の風土や、柳田國男の「遠野物語」をモチーフにしたアルバム。「サムト」は風の強い日にふっと戻って来た寒戸の婆の姿が目に浮かぶような逸品。現在中古以外での入手は困難だが、MP3の配信が行われている。
姫神
姫神
3rd Album (1982)
3rd Album『姫神』

01 舞鳥
02 七時雨
03 貝独楽
04 空の遠くの白い火
05 月のほのほ
06 えんぶり
07 白い川
08 花野
09 杜
10 風光る

名曲盛りだくさんの一枚。伊藤若冲を思わせるジャケットも含め、この時代のアルバムで私が一番好きな作品。特に「舞鳥」「空の遠くの白い火」「杜」「風光る」はもう何度聴いたことか。「えんぶり」は近年のコンサートで山口太鼓との共演曲として披露されている。現在中古以外での入手は困難だが、MP3の配信が行われている。
遠野物語
遠野物語
Soundtrack (1982)
映画「遠野物語」オリジナルサウンドトラック
『遠野物語』 ※未CD化

A面
01 オープニングテーマ(白い川)
02 武夫のテーマ
03 清悦物語
04 乙蔵のテーマ
05 小夜のテーマ
06 遠野のテーマ
B面
01 遠野のテーマ その2
02 老婆の語り
03 サムト
04 鬼剣舞
05 鬼火のテーマ
06 愛のテーマ
07 エンディングテーマ
08 遠野物語 ※N.S.Pによる主題歌

レコードは持っているがプレーヤーが無い私は中身を聴けていない。しかし映画はDVD化されており、そちらで未収録曲も含め聴けた。『姫神』収録の「白い川」の変奏曲が主。ジャケットには夜の草原を白馬に乗って駆ける女性が描かれており、馬娘婚姻譚を連想させて印象的。ただ映画にはこの女性も白馬も登場するものの、絵のシーンは無い。B面の02, 04, 08は姫神は演奏していない。
姫神伝説
姫神伝説
4th Album (1983)
4th Album『姫神伝説』

01 鳥のごとく
02 うたげ
03 遠い日・風はあおあお
04 桐の花 むらさきに燃え
05 山神祭
06 十三の砂山
07 ハヤト
08 北天の星
09 雪女

姫神せんせいしょんとしてのラストアルバム。発売翌年にシンセサイザー奏者である星吉昭のソロユニット・姫神となる。収録曲中、「遠い日・風はあおあお」は姫神せんせいしょんの、そして姫神の代表曲の一つ。現在中古以外での入手は困難だが、MP3の配信が行われている。
姫神せんせいしょん時代 1981 - 1983

※各作品にカーソルを合わせると収録曲等を表示します。
※ジャケット画像はAmazonアソシエイト提供のものを利用しており、クリックするとAmazonの商品ページを別ウィンドウに表示します(『遠野物語』を除く)。

まほろば
まほろば
5th Album (1984)
5th Album『まほろば』

01 青天(あおぞら)
02 星が降る
03 光の日々
04 草原情歌
05 まほろば
06 夢幻夜行(まがどきをゆく)

平泉追想三部作【壱】。星吉昭のソロユニット・姫神となって初のアルバム。この作品と『海道』はパーカッション奏者のYAS-KAZをゲストに迎え“姫神 with YAS-KAZ”名義でリリースされている。6曲しか収録されていないが、「まほろば」は曲長13分を超える大作。「光の日々」はかつてコンサートの終了後の会場で流れていたらしい。2009年にHQCD版がリリースされ、入手しやすくなった。
海道を行く
海道を行く
2nd Single (1985)
2nd Single『海道を行く』 ※未CD化

A面
01 海道を行く
B面
01 群星

ソロユニット・姫神となって初のシングル。CD化されておらず、例によってレコードは持っているもののプレーヤーが無いので聴けていないが、A面はアルバムとアレンジが異なるらしい。B面はリズムトラックの効いた(この時代としては)異色作で、後にアルバム『海道』の再発売時にボーナストラックとして収録されたほか、アルバム『マヨヒガ』でリメイクされ「風のうた」のタイトルで収録された。B面にYAS-KAZが参加していないためか、姫神名義でリリースされている。ジャケットは夕暮れ(?)の海辺にタコが干されている風景で、空の色合いといい、シルエット調に撮られていることといい、とても好み。姫神せんせいしょん時代を含め、ジャケットに写真が使われたのはこれが初めて。
海道
海道
6th Album (1985)
6th Album『海道』

01 海道を行く(part I
02 砂の鏡
03 貝の光
04 明けもどろ
05 与那国(ハイ・ドナン)
06 綿津見に寄せて
07 青、深く
08 夕凪の賦
09 流氷
10 海道を行く(part II
11 群星(ボーナス・トラック)

シングル『海道を行く』と同日発売。“姫神 with YAS-KAZ”名義でリリースされた、NHK「ぐるっと海道3万キロ」のサウンドトラックを兼ねたオリジナルアルバム。名曲が多いが、中でも「貝の光」は2005年のコンサートでバイオリンとのコラボ演奏を聴いて感動した。「群星」(むるぶし)はシングル『海道を行く』のB面曲で、1993年の再発売よりボーナストラックとして収録されている。2009年にHQCD版がリリースされ、入手しやすくなった。
北天幻想
北天幻想
7th Album (1986)
7th Album『北天幻想』

01 大地炎ゆ―秀衡のテーマ―
02 月のあかりはしみわたり
03 平泉―空―
04 白鳥伝説
05 遠い音
06 組曲「北天幻想」
   イ)序〜北狼の群れ
   ロ)毛越寺
   ハ)北天を翔る
   ニ)常夜

平泉追想三部作【弐】。姫神単独での初アルバム。重厚壮大な「大地炎ゆ」(だいちもゆ)は姫神の代表曲の一つ。「月のあかりはしみわたり」は冴え冴えとした月光が見えるよう。「白鳥伝説」(しらとりでんせつ)は近年のコンサートでの山口太鼓との共演バージョンが素晴らしい。姫神初の組曲「北天幻想」は残念ながら各楽章が分割されず同じトラックに収められており、私はCDからMP3プレーヤーへ入れる際に編集ソフトで分割して頭出しできるようにした。MP3の配信でも、2009年発売のHQCD版でも改善されていない模様。
雪譜
雪譜
8th Album (1987)
8th Album『雪譜』

01 細雪
02 青らむ雪のうつろの中へ
03 雪光る
04 雪桜
05 ひとひらの雪
06 雪野
07 雪中の火
08 風花
09 ましろに寒き川
10 沫雪(あわゆき)

雪を描いたアルバム。中でも「ひとひらの雪」は、聴いているとしんしんと降る雪の中に身を置いているような心地がする。東北・岩手のミュージシャンならではの一枚。2009年にHQCD版がリリースされ、入手しやすくなった。
時をみつめて
時をみつめて
9th Album (1988)
9th Album『時をみつめて』

01 前奏曲―時をみつめて―
02 1988
03 陽(ひ)
04 白い日は踊る
05 カイロ
06 テーマ―時をみつめて―

全民放「第32回ゆく年くる年」のサウンドトラックを兼ねたオリジナルアルバムだが、収録曲も少なく、曲調的にも純粋なサントラとしてリリースした方が良かったのではとも思う。ただ「陽」は陽光の暖かさを感じるような良曲。2009年にHQCD版がリリースされ、入手しやすくなった。
姫神 風土記
姫神 風土記
10th Album (1989)
10th Album『姫神 風土記』

01 春萌え 〜せせらぎ清浄〜
02 白山 〜水、沁みる〜
03 風の旅 〜砥森の声〜
04 五月の陽はみどり 〜たせ小学校の午後〜
05 空と雲と友と 〜白い波〜
06 翼 〜もがり笛〜
07 秋の二夜 〜遠野ものがたり〜
08 中野ばやしの夜 〜のこり火〜
09 星はめぐり 〜雪わたり〜
10 峰の白雪 消えやらず

記念すべき10枚目のアルバムのテーマは四季。聴いているとそれぞれの季節の情景が浮かぶ曲ばかり。「春萌え」など今も旅番組等でよくBGMに用いられる曲が多く、聴けば「ああ、この曲か!」と思う方もいるはず。なお、“〜”で挟まれた部分はサブタイトルではなく、曲が終わった後に入っている水の流れや風の音といったSEのタイトルで、曲とSEの組み合わせで1つのトラックを形成している。そのため「峰の白雪 消えやらず」を除いて曲単独でのリピート再生ができないのが不便ではあるが、アルバムを通しで聴くと心地よい。なお、CD版は1989年の発売時、姫神史上唯一の紙ジャケットだったが、1993年の再発売時から通常のプラスチックケースに変更されている。2017年にUHQCD版がリリースされ、入手しやすくなった。
イーハトーヴォ日高見
イーハトーヴォ日高見
11th Album (1990)
11th Album『イーハトーヴォ日高見』

01 堅雪かんこ しみ雪しんこ
02 つり鐘草は朝の鐘を高く鳴らし
03 風のマント
04 ●鋼青の空の野原
  ●●ケンタウル祭
  ●●●本当のさいわい
05 ●つめ草の明かり
  ●●あのイーハトーヴォのすきとほった風
06 三十年という黄色な昔
07 沼ばたけのオリザ
08 ●大空の滝
  ●●くろもじの木の匂い
  ●●●雪は青白く明るく水は燐光をあげ
09 青いくるみ

NHKのカセットブック「宮沢賢治童話集」に提供した曲をまとめたアルバム。オリジナルアルバムの扱いだが、従来の姫神色から童話の方へ寄せた曲調からしてサウンドトラックとしての性格が強い。本作は個人的には好みの曲が少ないが、ふんわりと暖かな曲調の05は聴いているとホッとする。なお、“●”が付いている曲は、二部構成、三部構成の楽曲。2017年にUHQCD版がリリースされ、入手しやすくなった。
ZIPANGU姫神
ZIPANGU姫神
12th Album (1992)
12th AlbumZIPANGU姫神』

01 風、大循環に
02 うら青く波涛は澄み
03 光の海南
04 東方 エルドラド
05 金銀島
06 白くひらける東のそら
07 燐光
08 天翔ける
09 火振り神事<Zipanguのテーマ>

西から東へ、長い航海の果てに辿り着いた黄金の国ジパング・・・というイメージのアルバム。重厚壮大な09は姫神の代表曲の一つで、TBS系「神々の詩」の冒頭でBGMに用いられていたので、耳にしたことがある方もいるかもしれない。また、02はまさに航海中の船に乗っているような、そんな感覚が味わえる名曲。03は沖縄音階で作られた明るくポップな作品。2017年にUHQCD版がリリースされ、入手しやすくなった。
炎-HOMURA-
-HOMURA-
13th Album (1993)
13th Album『炎 ―HOMURA―』

01 風の祈り
02 真秀にたかく月天
03 炎の柵
04 天地礼讃
05 蒼い夢
06 朽葉いろ北にありて
07 風と星と青原と
08 大地炎ゆ〜秀衡のテーマ〜(新バージョン)
09 雲はてしなく

平泉追想三部作【参】。「風の祈り」は姫神の代表曲の一つで、大河ドラマ「炎立つ」の縁の地を紹介するコーナー“炎紀行”のBGMとして用いられた。また「雲はてしなく」は山の峰に立って夕暮れの広々とした空を見ているような心地になる名曲で、特に終盤のメロディーの重なりが素晴らしい。2017年にUHQCD版がリリースされ、入手しやすくなった。
東日流
東日流
14th Album (1994)
14th Album『東日流』

01 十三の春
02 北の海道
03 東日流笛
04 遠い唄
05 十三の砂山〜雁供養〜

  幻想・東日流
06 一.鎮魂(原題「あどはだり」)
07 二.海の刻
08 三.哀想
09 四.月まんどろに
10 五.十三夜曲
11 六.風の子守歌(唄:オユンナ)
12 七.流転(原題「あどはだり」)

アルバムタイトルは“つがる”と読む。現在では偽書というのが定説になってしまった「東日流外三郡誌」が由来だろう。津軽・十三湊(とさみなと)をテーマにした作品で、二胡奏者の許可やヴォーカルのオユンナ、畠山孝一といったゲストミュージシャンも参加。また、「十三の春」(とさのはる)は、姫神の名を継いで現在活動中の星吉紀作曲で、次作『マヨヒガ』から本格的に楽曲製作に関わるようになった。後半は壮大な組曲「幻想・東日流」。各楽章が別々のトラックとなっており、かつての「北天幻想」とは違って頭出しできるのが嬉しい。「風の子守歌」は姫神初の本格的な歌もの。2017年にUHQCD版がリリースされ、入手しやすくなった。
初代・姫神時代(1) 1984 - 1994

※各作品にカーソルを合わせると収録曲等を表示します。
※ジャケット画像はAmazonアソシエイト提供のものを利用しており、クリックするとAmazonの商品ページを別ウィンドウに表示します(『海道を行く』を除く)。
マヨヒガ
マヨヒガ
15th Album (1995)
15th Album『マヨヒガ』

01 明けの方から
02 琥珀伝説
03 雪
04 花鳥巡礼
05 白鳥招来
06 山の神
07 日高見国
08 都母之謡
09 蒼月、中天にありて
10 風のうた

アルバムタイトルは“まよいが”と読み、柳田國男の「遠野物語」に登場する、山中にある不思議な屋敷のこと。遠野を含めた東北の“北人霊歌”を体現したような一枚。本作から今の姫神、星吉紀が楽曲製作に本格的に参加し、主にリズムアレンジやベースパートを担当。その影響もあってこのアルバムから作風が大きく変化した。これまでにはほとんど無かった打ち込み系のリズムトラックや人の歌声を本格的に用いるようになり、新しい姫神の魅力となっていった。冒頭の「明けの方から」は畠山孝一社中が歌う「秋田大黒舞」の一節が織り込まれた姫神の代表曲の一つ。聴いていると吹雪の山中に身を置いたような心地になる「雪」にも畠山社中の歌の他、お婆さんが歌うわらべ歌が織り込まれているが、このお婆さんの名前はユキさんというらしい(笑)。「都母之謡」(つものうたい)は渋い笛の音のメロディーラインが秀逸というほかない名曲。2017年にUHQCD版がリリースされ、入手しやすくなった。
姫神 浄土曼陀羅 -平泉毛越寺法楽会浄土庭園コンサート-
姫神 浄土曼陀羅
Live Album (1995)
Live Album
『姫神 浄土曼陀羅
 ―平泉毛越寺法楽会 浄土庭園コンサート―』

01 風の祈り
02 大地炎ゆ
03 慈覚大師 讃仰の御和讃
04 唱礼(声明)
05 琥珀伝説
06 花鳥巡礼
07 唐拍子(毛越寺延年)
08 明けの方から
09 求法心経(般若心経)
10 浄土曼陀羅

姫神初の、そして現状唯一のライブアルバム。1995年に岩手県平泉の毛越寺で開催されたコンサート(法楽会)の模様を収録。御詠歌や僧侶の声明・読経とのコラボもあり、姫神の音楽世界と平泉の仏教世界が融合した一枚といえよう。「明けの方から」はアルバム『マヨヒガ』のものとは違い、冒頭で「秋田大黒舞」が1コーラス歌われている。重厚壮大なインスト「浄土曼陀羅」は魂がふわりと光りながら空へ昇っていく様を見るようなイメージの曲で素晴らしい。なお、このコンサートのDVDが2004年に発売されており、CDではカットされている曲(演目)も一部収録されているが、CD共々中古以外での入手は難しい模様。
見上げれば、花びら
見上げれば、花びら
3rd Single (1996)
3rd Single『見上げれば、花びら』

01 見上げれば、花びら
02 見上げれば、花びら(INSTRUMENTAL
03 見上げれば、花びら(オリジナル・カラオケ)

市販された姫神の作品としては唯一の8cmCD※。0102はアルバム『風の縄文』にも収録されているが、03のカラオケは本作にしか入っていない。01は“蝦夷合唱団”という混声地声コーラスが歌う民謡のような素朴な歌(日本語歌詞は初)。02がNHK「にっぽん点描」のテーマに起用された事でのリリースだろうが、後にベスト盤『神の祭、風のうた』の解説で「ひそかにシングルでも発売された」と書かれたことからしても、発売枚数が少なかったのだろう。現在中古も含めて入手困難で、私は持っていない。Amazonにあるにはあるが、お値段1万円!である。

※シングル『遠くへ行きたい』/オユンナ&姫神は除く。
風の縄文
風の縄文
16th Album (1996)
16th Album『風の縄文』

01 風の大地
02 見上げれば、花びら
03 草原伝説
04 風祭り
05 花かんざし
06 祭り神
07 たそがれ月
08 山童
09 天の湖
10 森渡り
11 見上げれば、花びら(INSTRUMENTAL

縄文時代をテーマにしたアルバム、風の縄文シリーズの第一弾。中国・内モンゴル出身のオットホンバイラの伸びやかな歌声やホーミーを組み込んだ曲が4曲入っていることもあって、縄文というよりはモンゴル〜アジアのイメージが強いが、中でも広々とした草原と大空が想起される03や、森の上空を飛んでいるような心地になる10は素晴らしい。純粋なインストでは09が非常にカッコイイ。ジャケットデザインは横尾忠則で、アルバム『マヨヒガ』・シングル『見上げれば、花びら』も手掛けている。2017年にUHQCD版がリリースされ、入手しやすくなった。
風の縄文II 久遠の空
風の縄文II 久遠の空
17th Album (1997)
17th Album『風の縄文II 久遠の空』

01 風の彼方
02 花の久遠
03 祈り遥か
04 この草原の光を
05 春の風
06 幻野
07 十三の子守歌
08 風恋歌
09 虹祭り
10 まほろば(atmosphere mix '97

風の縄文シリーズ第二弾。オットホンバイラの他、女性地声コーラス“姫神ヴォイス”の前身である“エミシヴォイス”が歌う曲がいよいよ登場。01はここまでのシリーズ2作で最も縄文らしい素朴な歌もの。ただ08は民謡風のメロディーのためか、もっと新しい時代のイメージがする。また、ボスニア・ヘルツェゴビナ出身のヤドランカも参加、0207でその歌声を聴けるが、姫神の音楽世界と東欧の歌声が違和感なく結びついている。インストではお囃子調のフレーズが印象的な0509がオススメ。2017年にUHQCD版がリリースされ、入手しやすくなった。
神々の詩
神々の詩
4th Single (1998)
4th Single『神々の詩』

01 神々の詩
02 風の彼方
03 森渡り
04 火振り神事

姫神初のマキシシングル。姫神の代表曲である01TBS系「神々の詩」のテーマ曲として用いられ、姫神の知名度が飛躍的に上がることとなった。私が姫神の存在を知ったのもこの曲を番組で聴いたことによる。心が騒ぐというか、震えるような衝撃を覚え、早速CDを購入しリピート再生したものだ。意味不明な一方で聞き取れそうにも感じる歌詞は比較言語学により推定された縄文語で、内容はマポ(“まほろば”を意味する縄文語だとか)という名前の少女の自己紹介。それを姫神ヴォイスの力強い地声コーラスが歌いあげる。素晴らしい。02はアルバム『風の縄文II 久遠の空』、03は『風の縄文』に収録されているものと同じ。番組のオープニングBGMに用いられた04も『ZIPANGU姫神』に収録されているが、曲の終わりがフェードアウトしない点が異なる。ミニベスト盤的な性格も持つ一枚で、入門盤としてもオススメ。
縄文海流 -風の縄文III-
縄文海流 -風の縄文III-
18th Album (1998)
18th Album『縄文海流 ―風の縄文III―』

01 ダヤックの子守唄
02 赤道伝説
03 ガゼルの歌
04 青天赤天(アオアマ、アカアマ)
05 神々の詩(海流バージョン)
06 森の語り
07 霧
08 南天の海原
09 キリバスの天使
10 ひかりの雨

風の縄文三部作完結編。第40回日本レコード大賞企画賞受賞作。TBS系「神々の詩」の“赤道特集”使用曲をまとめたアルバムで、姫神ヴォイスの歌唱以外に、アフリカやアマゾンといった赤道地域の民族音楽を織り込んだ楽曲が収録され、星吉昭がファンだったというDeep Forestのアルバム『Deep Forest(アフリカン・コーリング)』(1992年)や『Comparsa』(1997年)に似たコンセプトのようだが、曲風はしっかり姫神。0309など東北民謡に影響された姫神のメロディーと南洋の歌が違和感なくマッチし、何かのインタビューで星吉昭が「民族音楽には底通しているものがある」と語っていたのが想起される。02は“赤道特集”テーマ曲の荘厳な縄文語コーラス。シングルがヒットした05はロングバージョン。また、アルバム『東日流』以来となる星吉紀作曲のものが2曲(0809。後者は補作曲)収められ、08は南の星空が目に浮かぶよう。2017年にUHQCD版がリリースされた。
SEED
SEED
19th Album (1999)
19th AlbumSEED(シード)』

01 序
02 風のこころ
03 草原の舞
04 相聞歌
05 森の雫
06 蒼い黄昏
07 雲はてしなく VOICE MIX
08 ダマ ト パラ
09 空の海
10 転唱

姫神初の英語タイトルのアルバム。ジャケットのイラストは藤原カムイ。風の縄文シリーズではないが、本作が一番縄文っぽいと思う。姫神ヴォイスの縄文語コーラスがメインで、全体を一つの組曲ととらえることもできる面白い構成。縄文語コーラス曲では02はラブソング(!)で、歌詞に“アバ イボ コノミブム”(私は彼が好きです)というフレーズが含まれている。08は激しいリズムアレンジが特徴で、タイトルは“山と野原”の意味。09は伴奏がパーカッションのみというのが意表を突く、山の雷を歌った作品。その他では、草原を吹き渡る強い風を思わせる03にはオットホンバイラが久々に参加。04は金延幸子とサカヴェの掛け合いのような歌を織り込んだDeep Forest調の作品。10は般若心経にシンセを合わせたゆったりと静かな楽曲。なお、このアルバムには装丁違いがいくつかあり、ケースに背表紙が封入されているものといないもの、CDのレーベル面がカラーイラストのものと銀色のものがある。
未来の瞳
未来の瞳
5th Single (2000)
5th Single『未来の瞳』

01 未来の瞳
02 小春日和
03 未来の瞳(リ・アレンジ)
04 未来の瞳(リ・コンストラクト)

TBS系「未来の瞳」のテーマ曲のシングル。姫神の代表曲でもある01は姫神ヴォイスが縄文語で歌うゆったりした優しい雰囲気の楽曲で、冒頭や間奏のシンセの笛の音色がなんとも暖かで味わい深い。星吉昭が吹いた笛の音が元になっているらしいが、同系統の音色はこの後も好んで用いられるようになる。カップリング曲の02は童歌調の楽曲で、懐かしさがこみ上げてくるようなメロディーが素晴らしい。030401のロングバージョンで、前者の姫神ヴォイスの歌から間奏の笛の音に切り替わるところは私のグッとくるポイント。
千年回廊
千年回廊
20th Album (2000)
20th Album『千年回廊』

01 千年の祈り
02 はじまりの朝
03 未来の瞳
04 一人静
05 帰らぬ日々
06 旅路
07 月あかりの砂のなかに
08 死海
09 独想(おもい)
10 あの空の下に

記念すべき20枚目のアルバム。テーマは中東で、リリースされた年の秋にイスラエルとエジプトでコンサートが開催された。前作までのDeep Forest調から一転、ストリングスやピアノの音色、星吉紀によるパーカッションが多く用いられ、一皮むけた感がある。01は姫神の代表曲の一つで、日本語(岩手?の方言という情報をどこかで見たような)の歌詞を姫神ヴォイスが歌っている。ストリングスとパーカッションによる演奏の盛り上がりといい、重厚壮大な名曲。03はシングル収録のものと同じ。05は戦地の哀しみを日本語で姫神ヴォイスが歌っているが、歌詞と共に沁み入るようなメロディーが素晴らしい。09はインストだが、星吉昭の歌声が織り込まれている。10もインストで、陽の光を感じる暖かな雰囲気。近年のコンサートでラストに演奏されることが多い。
青い花
青い花
21st Album (2003)
21st Album『青い花』

01 青い花
02 あの遠くのはるかな声
03 暁のかげろう
04 コキリコ(富山県民謡“こきりこ節”より)
05 海の子守唄
06 火祭りの夜
07 朽葉の道
08 海明かり(茨城県民謡“磯節”より)
09 雨のかんざし(宮城県民謡“さんさ時雨”より)
10 遥かなる旅路(アルバム・ヴァージョン)
11 讃歌〜種山が原へ

前作までのポニーキャニオンから東芝EMI(2013年、ユニバーサルミュージックに吸収合併)に移籍し、初のアルバム。民謡のアレンジ曲が3つ収められているのが特徴。中でも09はリズムトラックも含めてしとしとと降る雨が巧みに表現されている名曲。また、意味を持たない独自の造語(姫神語)の歌詞が用いられ始めたのも特徴で、語彙の少なさに縛られた縄文語から解き放たれて表現がより豊かになった。0305は姫神ヴォイスが造語詞で歌うコーラスとシンセの笛の音、そしてこれまた今作の特徴であるライ・ハスローによる馬頭琴の演奏が三位一体となった情感豊かな楽曲。タイトル曲である01は日本語詞で沖縄音階のポップス。10はコンピレーションアルバム『feel3』で先行発表されたもののアレンジ違い。なお、今作と次作はコピーコントロールCD(CCCD)。違法コピー対策とはいえ、音質がまるで靄がかかったようなのはいただけない。また、再生することによりオーディオが不調をきたすという説もあり、私はコンポにCDを入れて聴いたのは数回で、後はMDにダビングしたものや、現在はパソコンに取り込んでMP3化したものを聴いている。こうしたことへの救済措置か、普通のCDで今作と次作が曲順を変え全曲収録された『おとなツインベスト 姫神』が発売されており、曲を聴くだけならそちらを推奨するが、味気ない。名曲が多いだけに、いつかアルバムそのものも再発売されてほしいものだ。
風の伝説
風の伝説
22nd Album (2004)
22nd Album『風の伝説』

01 めぐり逢う星の夜
02 海を愛した日
03 風に消えた歌
04 青い河へ(山形県民謡“最上川舟唄”より)
05 砂山・十三夜
06 潮騒
07 野辺は澄み渡り
08 大地はほの白く
09 神々の詩(ブルガリアン・ヴァージョン) 
10 風の人

初代姫神・星吉昭の遺作となったアルバム。星吉昭が姫神ヴォイス結成のヒントにしたブルガリアンヴォイスとのコラボ曲が3作収められているのが特徴で、02は沖縄音階で姫神語(一部日本語)詞、04はアカペラ(!)で“ぃよーいさのまーがしょー”という元の歌詞がベースのスキャット的な歌詞、09は姫神の代表作のリメイクとバリエーションに富んでいる。姫神ヴォイスの歌では、伸びやかに力強くソロで歌い上げられる03や情感豊かな05、爽やかな07が素晴らしい。インストでは福島県の白水阿弥陀堂で披露された「白水のテーマ」が元になっているらしい壮大な08が名曲。『青い花』で書いたようにCCCDのため、曲を聴くだけなら『おとなツインベスト 姫神』を推奨。

さて、最初に聴いた時、日本語詞を姫神ヴォイスが歌う01の最後の部分の歌詞“悲しくて見えないことも いつの日か巡りあう”になんだか違和感を覚えたものだが、その後、初の全国ツアー中に星吉昭が体調不良で入院し、そのまま10月1日に死去。歌詞が具現化したかのようで、ヤフーのトップページでその報を知った時の衝撃は今も忘れられない。こうなってみると10の歌詞もなんだか遺書のようであり、もしかすると死期を悟った状態で作られた作品なのかと勘ぐってしまう。姫神自体は星吉昭が入院した6月からユニットを引き継いだ星吉紀が音楽活動を続けるとのことだったが、正直、このまま姫神は終わってしまうのだろうと思ったものだ。
初代・姫神時代(2) 1995 - 2004

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※ジャケット画像はAmazonアソシエイト提供のものを利用しており、クリックするとAmazonの商品ページを別ウィンドウに表示します。
天∴日高見乃國
天∴日高見乃國
23rd Album (2008)
23rd Album『天∴日高見乃國』

01 日高見の暁
02 天の空 〜日高見徴〜
03 深山の夕霧
04 日高見山嶺
05 悠久ノ華
06 壮麗詩 〜大地の祈り〜
07 天∴日高まつり
08 真白幾笛
09 天の空 〜白神山地〜
10 風日ノ御路
11 常葉の杜 〜明日への夕暮れ〜

星吉紀が姫神を引き継いでから初のオリジナルアルバム。レーベルはaten music。ジャケットの絵はChie。一般発売前年の2007年のコンサート会場で先行発売され、私は伊勢神宮での奉納演奏で入手。ブックレットに「こうしてアルバムをリリース出来ることは欣快の至りです。」とあるが、ここまで漕ぎつけるとはとCDを手にしてファンとしても万感の思いだった。01は姫神ヴォイス参加曲で、アルバムの、ひいては新しい姫神の幕開けにふさわしい。04は歌詞といいメロディーといい先代への鎮魂歌だろう。また、先代が吹いた音が元になっているというおなじみの土笛風の音色が多く使われており、中でもインスト曲の10は穏やかで暖かな陽光を感じる名曲。作風は全体的に先代のものにかなり近いが、伊勢神宮神嘗奉祝祭のテーマソングとして作られた07は、これまでの楽曲には無い先鋭的なリズムアレンジで、星吉紀による新しい姫神のカラーが垣間見える。アルバムタイトルの“日高見乃國”は古代東北にあったという国の名。現在の「北上(きたかみ)」の地名は「日高見(ひたかみ)」の名残だともいう。なお曲名にも使われている“∴”は発音しない。
スターリーテイルズ
スターリーテイルズ
Soundtrack (2011)
『スターリーテイルズ SOUNDTRACK

01 Under the Starry Sky
02 Mythological Space
03 Wings for Freedom
04 Silver People
05 The Last Goddess
06 Astraea
07 Eternal Shine
08 Starry Tales
09 Starry Sky
10 Travel to the Future
11 Celestial Gate
12 Shining Future
13 Daishi Dance Remix (Daishi Dance)
14 Language Remix (Language)
15 Remix in Traditional Way (Takashi Watanabe)
16 Post Production Mitsuto Suzuki Remix (Mitsuto Suzuki)
17 Starry Tales Trailer Version

KAGAYAスタジオによる全天周プラネタリウム番組「スターリーテイルズ 星座は時をこえて」のサウンドトラック。全曲英語タイトルが付けられていることもさることながら、従来の姫神色がかなり薄い。ストリングスや先鋭的なリズムアレンジが多く織り込まれており、こうした特徴はギリシャ神話をテーマにした番組に合わせた意味もあったのだろうが、この後、星吉紀のカラーとして従来の姫神の作風と見事に融合した作品が発表されている。また、姫神ヴォイスは参加しておらず、ボーカルとしてロシア出身の歌手、ORIGAが参加しているのも特徴で、テーマ曲である08などでその伸びやかな美声を聴くことができる。インストではゆったりとした01がまさに星空のイメージにふさわしい佳曲。1316にはDaishi DanceLanguage、渡部高士、鈴木光人によるリミックスが収録されている。
天空への旅 Himekami TV Omnibus
天空への旅
TV Omnibus (2013)
『天空への旅〜Himekami TV Omnibus〜』
※未CD化。MP3配信・CDRでリリース。

01 天空への旅 feat. ORIGA
02 永遠の花 feat. ORIGA
03 奇跡の恵み feat. ORIGA
04 氷琉 feat. ORIGA
05 水火の天弓
06 大地の祈り original version
07 明日への夕暮れ original version
08 雪の女神
09 天花

2005〜13年の間に北海道放送製作のドキュメンタリー番組へ提供した楽曲をまとめたアルバム。0102は「スターリーテイルズ」のサントラでもコラボしたロシア出身の歌手ORIGAと姫神ヴォイスが共演。異なる種類のボーカルが見事なハーモニーを醸し出している。0304は2011年にAmazonで全額が東日本大震災の義援金となるダウンロード販売がされた。0607はアルバム『天∴日高見乃國』収録の「壮麗詩 〜大地の祈り〜」「常葉の杜 〜明日への夕暮れ〜」の別アレンジで、2005年のコンサートツアーパンフレットの付属CDに収録されていた番組使用バージョン。08は唯一番組では用いられていないオリジナル曲で、しんしんと雪が降る東北の雪山とそこに現れる雪女が想起される名曲。CD化されておらずMP3の配信リリースのみだが、救済策として配信音源を収録したCDRが販売されている。ただ音質はCDには及ばないので、CD化やハイレゾでの配信が待たれる(一部の楽曲は他のアルバムに収録され実現した)。
花鳥風月 星ごよみ サウンドトラック
花鳥風月 星ごよみ
Soundtrack (2013)
『〜花鳥風月〜 星ごよみ サウンドトラック』

01 黄昏〜星ごよみ
02 二十四節季
03 春の霞
04 真珠星
05 螢夏
06 天の川
07 秋韻
08 雲わたる月
09 白銀のしじま
10 冬陽
11 花鳥風月
12 夜明け〜星ごよみ

東京スカイツリータウンのプラネタリウム「天空」で上映された番組のサントラで、全曲シンセサイザーのみのインスト。星吉紀曰く、姫神中期の曲調、特にアルバム『姫神 風土記』を意識して曲作りを行ったとのことだが、むしろ『北天幻想』や『イーハトーヴォ日高見』に通じるものがあると思う。先代を思わせるフレーズや音色が所々にあって、雰囲気という意味でも、姫神の歴史という意味でも懐かしい感じ。聴いていると春夏秋冬の情景が浮かぶが、中でも04060809は秀逸。ブックレットで星吉紀が「先代の『風土記』は高い壁」と述べているが、全く引けを取っていない見事な作品集で、オリジナルアルバムとして出しても良かったのではと思う。CD版では曲間に自然音が入っており、まるでアルバム『姫神 風土記』のようだが、入り方は違っていて、自然音がトラック間を跨いで続いていたり、曲の終わりや始まりに被っていたりする。CD版はこの一枚全体の流れを楽しんで聴くものといえよう。ただ1曲ずつのリピート再生には不向きなので、それをしたい場合は自然音無しのMP3配信版がオススメ。なお、レーベルは久々のポニーキャニオン。
信州宝歌 〜春・夏〜
信州宝歌 童謡·唱歌〜春·夏〜
Collaboration Album (2014)
姫神 × ミステラ・フェオ
『信州宝歌 童謡・唱歌 〜春・夏〜』

01 ふるさと
02 春が来た
03 みかんの花咲く丘
04 めえめえ児山羊
05 どこかで春が
06 春の小川
07 てるてる坊主(アカペラ)
08 春のうた
09 おぼろ月夜
10 信濃の国
1119 カラオケ(「てるてる坊主」を除く)

姫神の暖かなシンセサイザーと、ミステラ・フェオの少女たちの美しいコーラスによる春と夏の童謡・唱歌の数々。いずれも長野県出身の作詞・作曲者による歌で、長野県歌「信濃の国」も収録されており、売り上げの一部はNPO法人長野みらい基金に寄付され、長野県の子供達の音楽教育のために使われる。姫神によるアレンジは童謡としてオーソドックスなものがある一方で、08の間奏のシンセのメロディーはこぶしもまわっていかにも姫神という趣。せっかくの姫神アレンジなのだからその持ち味が出ているものの方が面白い。また、聴いていて「おっ」となったのが06で、一般に知られている歌詞と違う。今作で歌われているのは1912年の発表当時の文語体の歌詞で、しかも改変の際に削除された3番も歌われているのだった。童謡のCDとしても貴重だろう。ミステラ・フェオはこのCDのリリース情報で初めて知ったが、Fairiesの名で発表された1stアルバム『眠りの森の少女』を含め、讃美歌や菅井えりを思わせる美声で数々の名曲・オリジナル曲を歌い上げており、今作でもその清らかな歌声は健在である。
信濃の国 信州宝歌
信濃の国 信州宝歌
Collaboration Single (2014)
姫神 × 鈴木光人 × ミステラ・フェオ
『信濃の国 信州宝歌』

01 信濃の国 オリジナルバージョン
02 信濃の国 Post Production Mitsuto Suzuki
03 信濃の国 オリジナルカラオケ
04 信濃の国 オリジナルカラオケ ショートバージョン

姫神とミステラ・フェオのコラボアルバム『信州宝歌 童謡・唱歌 〜春・夏〜』に収録されている長野県歌「信濃の国」のシングル。アルバム収録分と同じ0103に加え、鈴木光人によるリミックス02とショートバージョンのカラオケ04が収録されている。
「富士の星暦」PHOTOBOOK サウンドトラックCD付 -ver.2-
富士の星暦 Photobook & CD
Soundtrack (2014)
『富士の星暦 サウンドトラックCD付フォトブック』

01 ふじの山〜Planetarium Version
02 天空への旅 feat.ORIGA
03 永遠の花 feat.ORIGA
04 雲海
05 ふじの山〜Original Version

KAGAYAスタジオ製作のプラネタリウム番組「ネイチャーリウム 富士の星暦 日本最高峰を知る」のフォトブックとサウンドトラックCDがセットになった商品。サントラ収録曲は2013年にパイロット版が上映された際に東京のギャラクシティ限定で販売されていたものと同じ5曲。ただ盤面のデザインが変更されている。同様のポストカードとCDがセットになった商品や、2015年に発売された『〜-ver.2-』もあるが、いずれもCDの収録曲は同じ。テーマ曲である0105は唱歌「ふじの山」のアレンジで、おなじみのコラボとなったORIGAが歌っているが、「あ〜たま〜を〜く〜も〜の〜♪」というあの歌が見事なまでの壮大な姫神サウンドに昇華している。インストの04はこれまでの姫神には無い、ダンサブルなテンポの速い疾走感のある楽曲で、何度かコラボしているDAISHI DANCEの影響がありそう。0203は『天空への旅』収録のものと同じアレンジだが、今回が初CD化となる。なお、2016年に未CD化3曲を含む『富士の星暦 SOUNDTRACK』がMP3とハイレゾで配信リリースされたが、今作と重複する曲はすべて別アレンジ。
オーロラの調べ サウンドトラック
オーロラの調べ
Soundtrack (2016)
『オーロラの調べ SOUNDTRACK
※未CD化。MP3・ハイレゾの配信リリースのみ。

01 ユグドラシル
02 ユーラシア
03 クリスタル・カーテン
04 アークティック・リージョン
05 ツンドラ feat.ALBINA
06 アークティック・ナイト
07 太陽、空、海 feat.ALBINA
08 エレクトリック・サン feat.ORIGA
09 ブレイク・アップ・オーロラ feat.ALBINA
10 奇跡の恵み feat.ORIGA 〜オーロラ・ヴァージョン〜

KAGAYAスタジオによる全天周プラネタリウム番組「ネイチャーリウム オーロラの調べ 神秘の光を探る」のサウンドトラック。番組公開開始から約1年半を経ての待ちに待ったリリースだが、本当に残念なことに、番組製作途中でORIGAが病没。08が遺作といっていい作品となってしまった。ただ、新たにコラボが実現したロシア出身のALBINAの力強く伸びやかなボーカルがまた素晴らしい。特に07はリズムトラックやストリングスも含め、聴いていてとても心地よい。その他、インストの佳曲0203を含め、進化したリズムアレンジや前面に出たストリングスなど、星吉紀の作風が見えてきた上で、さりげなく織り込まれた従来の姫神色とうまく溶け合い、新しい姫神サウンドが出来つつあるのを感じる。なお、CD版の発売は未定だが、姫神初のハイレゾ版が配信されている(AmazonはMP3のみ)。
富士の星暦 サウンドトラック
富士の星暦
Soundtrack (2016)
『富士の星暦 SOUNDTRACK
※未CD化。MP3・ハイレゾの配信リリースのみ。

01 天空への旅 feat.ORIGAFuji Version
02 永遠の花 feat.ORIGAFuji Version
03 希望の花 〜Fuji Version
04 樹海 〜Fuji Version
05 氷琉 feat.ORIGAFuji Version
06 雲海 〜Fuji Version
07 凛星 〜Fuji Version
08 ふじの山 feat.ORIGAFuji Version

KAGAYAスタジオによる全天周プラネタリウム番組「ネイチャーリウム 富士の星暦 日本最高峰を知る」のサウンドトラック。番組公開開始は「オーロラの調べ」より先だったが、サントラの配信リリースは後になった。もっとも『富士の星暦 サウンドトラックCD付フォトブック』が2014年に発売されているが、重複する収録曲はすべて別アレンジで、08を除いて番組内で使用されたバージョンが収録されている。030407は今回初リリース。この内、07はプラネタリウムで番組を見た時聴いて一目惚れならぬ一耳惚れしたインスト曲で、草原で星空を見上げているような、そんな心地になるゆったりとした郷愁あふれる名曲。05は『天空への旅』収録曲のロングバージョンで、使われていなかったORIGAのウィスパーボイスが用いられ、聴きごたえ十分のアンビエント調の作品。なお、CD版の発売は未定だが、ハイレゾ版が配信されている(AmazonはMP3のみ)。
二代・姫神時代 2005 -

※各作品にカーソルを合わせると収録曲等を表示します。
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時を紡いで〜姫神TVセレクション〜
時を紡いで
Best Album (1997)
Best Album
『時を紡いで ―姫神TVセレクション―』

01 時空の花園
02 見上げれば、花びら(Instrumental
03 白鳥招来
04 蒼月、中天にありて
05 風の祈り
06 春萌え
07 風の旅
08 テーマ〜時をみつめて〜
09 白鳥伝説
10 海道を行く(Part 1
11 ムツゴロウとゆかいな仲間たちのテーマ

数多くのテレビ番組に楽曲を提供してきた姫神。その中から代表的なものをまとめたのがこのベスト盤だが、0111はこれが初リリースとなる作品。前者は“風の縄文シリーズ”に通じるリズムトラックと織り込まれたチベット仏教の声明が印象的。後者は姫神色が薄いが、番組のファンだった自分としては嫌いじゃない。他の楽曲はオリジナルアルバムに収録されているものと同じ。ただし『姫神 風土記』より収録の0607は曲の終了後のSEが入っていない。
森羅万象
森羅万象
Best Album (1998)
Best Album『姫神ベスト 森羅万象』

DISC 1
01 奥の細道  02 春風祭―遠野物語への旅―
03 杜     04 遠い日・風はあおあお
05 光の日々  06 夕凪の賦
07 大地炎ゆ  08 青らむ雪のうつろの中へ
09 陽(ひ)  10 翼
11 つり鐘草は朝の鐘を高く鳴らし 12 風、大循環に
13 風と星と青原と  14 十三の砂山〜雁供養〜

DISC 2
01 山の神   02 雪
03 琥珀伝説  04 風の大地
05 風祭り   06 祭り神
07 祈り遥か  08 この草原の光を
09 神々の詩  10 浄土曼陀羅

シングル『神々の詩』のヒットを受けて作られたと思しきベスト盤。個人的には私が初めて買った姫神のアルバムでもあるので思い出深い。DISC 1ではアルバム『奥の細道』〜『東日流』より発表年順に1曲づつ、DISC 2は『マヨヒガ』〜シングル『神々の詩』とライブ盤『浄土曼陀羅』から選曲されている。なぜかDISC 20506のアレンジがオリジナルアルバムとは微妙に異なり、前者は間奏が倍の長さ、後者は曲の終わりの鈴の音がフェイドアウトする。また、DISC 110は『姫神 風土記』で入っていた曲の終了後のSEがない。同じくDISC 107はサブタイトル“―秀衡のテーマ―”が付いていないが、アレンジは同じ。
コンプリート・ベスト「神の祭、風のうた」
神の祭、風のうた
Best Album (2002)
Best Album
『姫神コンプリート・ベスト 神の祭、風のうた』

DISC 1 神の祭
01 神々の詩(海流バージョン) 02 奥の細道
03 風の彼方   04 早池峯
05 赤道伝説   06 海道を行く(part1
07 風の大地   08 えんぶり
09 明けの方から(ライブ) 10 見上げれば、花びら
11 風のこころ  12 千年の祈り
13 雲はてしなく 14 火振り神事(Zipanguのテーマ)
15 光の日々

DISC 2 風のうた
01 未来の瞳   02 行秋
03 キリバスの天使  04 空と雲と友と
05 つめ草の明かり あのイーハトーヴォのすきとほった風
06 青天     07 琥珀伝説
08 水光る    09 光の海南
10 雪光る    11 テーマ―時をみつめて―
12 遠い日・風はあおあお  13 十三の春
14 月のあかりはしみわたり 15 空の遠くの白い火
16 まほろば(atmosphere mix '97

ポニーキャニオン在籍時代(1981〜2000年)の楽曲をまとめたベスト盤では、他に『決定盤 姫神/クロニクル ベスト』(2009年)や『ザ・プレミアムベスト 姫神 まほろばの光と風、森と泉』(2013年)もあるが、本作を上回るものは無いと思う。リズムトラックの効いた楽曲が多いDISC 1『神の祭』と、ゆったりした情感豊かな曲メインのDISC 2『風のうた』からなり、曲順も単純に年代順ではなく工夫されている。DISC 107はライブ盤『浄土曼陀羅』収録バージョン。DISC 20313は星吉紀作曲のものとしては初のベスト盤収録。
蒼穹の声-Voices Best-
蒼穹の声
Best Album (2002)
Best AlbumVoices-Best 蒼穹の声』

01 愛を超えて
02 祈り遥か
03 キリバスの天使
04 小春日和
05 風恋歌
06 風のこころ
07 十三の子守唄
08 明けの方から
09 神々の詩
10 見上げれば、花びら
11 風の子守唄
12 雪
13 ダヤックの子守唄
14 森渡り
15 千年の祈り
16 雲はてしなく VOICE MIX
17 未来の瞳

ポニーキャニオン在籍時代の歌モノの曲を集めたベスト盤で、唯一01は姫神のアルバムとしてはこれが初収録となる。姫神ヴォイスと縄文まほろば合唱団が歌う民族音楽調の曲で、PS2のゲーム「幻想水滸伝III」のテーマ曲としてそのサントラに収められているが、本作のものはリズムトラックがより重厚になったニューミックスバージョン。また、オユンナが歌う11は、アルバム『東日流』では組曲「幻想・東日流」の第6楽章として前後のトラックと音が繋がった形で収録されていたが、本作では曲の始まりと終わりが上手くフェードイン/アウトされていて、リピート再生しても違和感が無い。なお、08はアルバム『マヨヒガ』バージョン、09はシングルバージョンが収録されている。
姫神 ゴールデン☆ベスト
姫神 ゴールデン☆ベスト
Best Album (2011)
Best Album『姫神 ゴールデン☆ベスト』

DISC 1
01 奥の細道   02 行秋
03 春風祭 ―遠野物語への旅― 04 空の遠くの白い火
05 風光る    06 遠い日・風はあおあお
07 光の日々   08 海道を行く(part1
09 大地炎ゆ 〜秀衡のテーマ〜 10 雪光る
11 テーマ ―時をみつめて― 12 風の旅 〜砥森の声〜
13 つめ草の明かり あのイーハトーヴォのすきとほった風
14 火振り神事(Zipanguのテーマ)

DISC 2
01 風の祈り   02 十三の春
03 琥珀伝説   04 風の大地
05 この草原の光を 06 神々の詩
07 赤道伝説   08 千年の祈り
09 未来の瞳   10 青い花
11 あの遠くはるかな声 12 風に消えた歌
13 風の人    14 壮麗詩〜大地の祈り〜
15 水火の天弓

初めてレーベルの枠を超え選曲されたベスト盤。代表曲が年代順に網羅されており、特筆すべきはDISC 101がシングルバージョンであることと、DISC 215TV Omnibus『天空への旅』に先駆けて収録されていること(唯一のCD化)。なぜか『SEED』からは選曲されていないが、現在最も充実したベスト盤といえる。惜しむらくは誤記。曲終わりのSEが入っていないDISC 112にSEタイトル“〜砥森の声〜”が付いていたり、ジャケット裏下部の演奏者の曲目が間違っていたりする。なお、DISC 211は『青い花』収録「あの遠くのはるかな声」。JASRACのデータベースでは、作品名は「あの遠くはるかな声」、副題が「あの遠くのはるかな声」となっている。
ザ・モスト・リラクシング〜フィール3 ”ピース・オブ・マインド”
feel 3 peace of mind
Compilation Album (2002)
『〜ザ・モスト・リラクシング〜
       フィール3 ピース・オブ・マインド』
01 アディエマス/静寂
02 姫神/遥かなる旅路
03 ザンフィル/ホール・ニュー・ワールド
04 古川展生・中西俊博・吉川忠英・山木秀夫/地上の星
05 サラ・ブライトマン/私を泣かせてください
06 エンニオ・モリコーネ/マレーナ
07 東儀秀樹/蒼き海の道
08 服部克久 and His Orchestra
     /自由の大地(Ending Version)
09 チェン・ミン/燕になりたい(我願做一只小燕)
10 ヌーノ/アマポーラ
11 ヤン・ティルセン/アメリのワルツ
12 ヤニー/アダージョ・イン・Cマイナー
13 エニグマ/ビヨンド・ジ・インヴィジブル
14 マイク・オールドフィールド/エチュード
15 IZZY(イジー)
/ソング・オブ・アワ・ホームランド(だったん人の踊り)
16 島 健/First Love[TV Instrumental]-Reasonless Love-
17 エルボスコ/ニルヴァーナ
18 千住 明/ライ・アンド・ウェット

癒し系音楽ブームの火付け役となったコンピレーション・アルバム、フィール・シリーズ。そのレギュラーメンバーといえる姫神が本作に書き下ろした新曲が02。華々しいブラスと姫神ヴォイスのコーラスで始まり、本編はゆったりした笛の音とピアノに姫神ヴォイスの伸びやかなコーラス。『青い花』バージョンと比較して力強い。
feel Christmas
feel christmas
Compilation Album (2004)
『〜ザ・モスト・リラクシング〜
           フィール・クリスマス』

01 サラ・ブライトマン/アヴェ・マリア
02 リベラ/ステイ・ウィズ・ミー
03 amin/星に願いを
04 鈴木慶江/G線上のアリア〜君は花のごとく〜
05 押尾コータロー/ラスト・クリスマス
06 saigenji/アマ・ポーラ
07 小野リサ/ホワイト・クリスマス
08 マキシム/戦場のメリークリスマス
09 千住真理子/アヴェ・マリア
10 小林 桂/ザ・クリスマス・ソング
11 千住 明/クリスマスの夜に(sketchpiano ver.
12 寺井尚子/ロンリー・クリスマス
13 ホリー・コール/クリスマスを我が家で
14 武部聡志/A HAPPY NEW YEAR
15 姫神/聖夜の祭詩
16 チェン・ミン/アメイジング・グレイス

癒し系コンピレーション、フィール・シリーズのクリスマス・アルバム。星吉昭が死去して約1か月後のリリースで、二代・姫神初の新曲が15に収録。姫神ヴォイスが歌い、おなじみの笛の音と馬頭琴が織り込まれている。リズムトラックの鈴の音を除けばクリスマスっぽさは無く、『青い花』の「あの遠くのはるかな声」に通じるものがある。クレジットには“星 吉紀/arr. 星 吉昭”とあり、先代が最後に製作に関わった作品と推測される。
幻想水滸伝IIIオリジナルサウンドトラック
幻想水滸伝III
Soundtrack (2002)
『幻想水滸伝III オリジナルサウンドトラック』

DISC 1
01 愛を超えて

以下略(2枚組・全76曲収録)

PS2のRPG「幻想水滸伝III」のオープニングテーマ曲を姫神が制作、サントラの1曲目に収録されている。姫神ヴォイスと縄文まほろば合唱団が歌う民族音楽調の作品で、歌詞に完全な造語である“姫神語”が用いられたのは本作が初めて。『Voices-Best 蒼穹の声』収録のニューミックスバージョンと比較してリズムトラックやベースが軽く、その分ボーカルやシンセが良く聞こえるアレンジ。なお、その他のトラックは姫神は手掛けていない。
ベスト盤・コンピレーションアルバム・DVD・エッセイ集 etc.

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浄土曼陀羅+MORE PICTURES [DVD]
姫神 浄土曼陀羅
Live DVD (2004)
Live DVD『姫神 浄土曼陀羅 + MORE PICTURES

DISC 1 姫神「浄土曼陀羅」
平泉毛越寺法楽会 姫神 浄土庭園コンサート(1995729日より)
01 洒水の儀
02 風の祈り
03 大地炎ゆ
組曲「浄土曼陀羅」
04 慈覚大師 讃仰の御和讃
05 渡海
06 唱礼
07 琥珀伝説
08 花鳥巡礼
09 唐拍子
10 明けの方から
11 老女
12 求法心経
13 浄土曼陀羅

DISC 2 ボーナスディスク
◎海外向けプロモーション映像
岐阜県奥美濃白鳥コンサート(199289日より)
01 海道を行く  02 火振り神事  03 風、大循環に  04 風の旅
◎プロモーションビデオ
01 未来の瞳  02 千年の祈り
◎テレビ・スポット
01 20th Anniversary「青空」編  02 アルバム『千年回廊』発売告知
◎他(※コンサートポスター・写真のスライドショー)

姫神唯一のライブDVD。星吉昭・悦子夫妻による岩手県・平泉の毛越寺での演奏を見ることができる。DISC 1010511はライブアルバム『姫神 浄土曼陀羅』には収録されていない。DISC 2の海外向けプロモーション映像は映像のみコンサートのもので、曲はCD音源が用いられているのが残念。
日本空からの縦断Part.3 Vol.8 火山と湖の道 北海道 [DVD]
火山と湖の道 北海道
DVD (2001)
DVD『日本 空からの縦断 Part.3 Vol.8 火山と湖の道 北海道』

日本列島の空撮映像シリーズの中の1巻だが、なぜかこの巻だけ音楽を姫神が担当し、しかもすべてこの作品用のオリジナル曲が使われている。映像は1992年製作で、曲調もその頃の作品に通じるものがある。全曲インストだが、冒頭の曲はアイヌの歌と重なって始まる。アルバム『雪譜』の「雪野」のロングバージョンも用いられており、ツイッターで頂いた情報によれば「大循環」という曲名らしい。その他、作中で流れる順番でいうと2・3曲目とラストの曲はなかなか良い。ナレーションが入っていないため曲だけでも楽しめるのが姫神ファンとしては嬉しい一方、残念ながら曲名の紹介が無く、JASRACのデータベースで使用曲らしき曲名を8つ見つけたが、どの曲名がどれに結びつくのか先述の「大循環」以外分らないのがもどかしい。ちなみにその8つの曲名をデータベース掲載順に列挙すると以下の通り。どういうわけか全て作曲者名が“星吉昭”ではなく“姫神”となっている。

・語邑
・雁ノ道
・北ツ海
・北ノ辻
・元始
・大循環
・飛翔
・渡島
氷のゆりかご 知床 立松和平が行く流氷と森の小宇宙 [DVD]
氷のゆりかご 知床
DVD (2005)
DVD『氷のゆりかご 知床 立松和平が行く流氷と森の小宇宙』

北海道放送製作の知床の自然をテーマにしたドキュメンタリー番組。姫神がオープニングテーマ曲「大地の祈り」とエンディングテーマ曲「明日への夕暮れ〜知床海道〜」を製作した。テレビ放送時の記憶では、後者は『天空への旅』収録の「明日への夕暮れ original version」とアレンジに違いは無かったと思う。二代・姫神が初めて手掛けたテレビテーマ曲で、2005年のコンサートツアー“大地の祈り”でもラストに演奏され、パンフレットには「大地の祈り」「明日への夕暮れ」が収録されたCDが付属していた。
スターリーテイルズ/STARRY TALES [DVD]
スターリーテイルズ
DVD (2011)
DVD『スターリーテイルズ 星座は時をこえて』

KAGAYAスタジオによる、ギリシャ神話・オウィディウス「変身物語」をモチーフにした全天周プラネタリウム番組。音楽を姫神が担当している。発表当時、プラネタリウムといえば星空を映し出してその解説がされるものというイメージしか無かったので、そこに映し出す番組といわれてもピンと来なかったが、実際に本作をプラネタリウムで見に行って感動した。特にペガサスが飛ぶシーンは自分も一緒に飛んでいるかのような感覚が味わえる。ただそれはプラネタリウムの曲面に映し出されるからであって、DVDを平面の画面に映しても味わえないだろう。セリフの間もプラネタリウム上映を前提にしている部分があるので、ぜひプラネタリウムで見て頂きたい。
遠野物語
遠野物語
DVD (2013)
DVD『遠野物語』

1982年に公開された映画「遠野物語」のDVD。音楽を姫神(当時は姫神せんせいしょん)が担当している。サントラはレコードでは発売されたがCD化されておらず、レコードプレイヤーが無い身にとってはその使用曲を聴ける貴重な存在。もちろん、映画そのものを見ることができる存在という意味でも同様。さて内容だが、ストーリーは正直微妙。箱入り娘が親の決めた縁談相手ではない幼馴染(以前は許婚だったが家が没落した)と恋仲になって・・・というのはいくら1980年代でもベタ過ぎやしまいか。もうちょっと脚本にこだわってほしかった。遠野の民話は物語のあちこちで登場人物の語りによって織り込まれてはいるし、メインストーリーもオシラサマの馬娘婚姻譚をベースにしてはいるが、もっと深く民話と結びついたストーリーにできなかったものだろうか。また、画質がいまひとつ。4:3の画角といい、ビデオをDVDにダビングしたよう。音質も音割れしたような、あるいはノイズの入った箇所がある。ただ、「本DVDは現存する中で最良のものと考えられるマスターから収録いたしております」とのことで、もしかすると画角4:3ではないオリジナルのマスター(フィルム)が現存しないということかもしれない。
北の風 あおあおと
北の風 あおあおと
Essay (1996)
エッセイ集『北の風 あおあおと』

初代・姫神、星吉昭のエッセイ集。80年代半ばから90年代半ばにかけてのコンサートの裏話や日常が綴られている。独特な擬音語・擬態語の表現が散見される文章。そして半数にはお酒か食べ物が絡んでいる(笑)。意外にもコンサートは「手足がガクガク震える」くらい緊張した(奥さんは平気だった)と書かれているが、そういえば2003年のNHKの生放送で演奏している時、初っ端の「神々の詩」のシンセを奏でる先代の指がわずかに震えていたような。トーク中もハンカチを握りしめていたような。また、現在、二代・姫神として活躍中の長男、星吉紀が「与作」と呼ばれており、小さい頃はトンネル内で車の窓を開けて「ギャオー!」と吠えていた(笑)ことなど微笑ましいエピソードも。なお、入手は岩手日報社の通販ページからネット注文するのが確実。最初某ネット書店で注文した際は、納品されずに期限切れキャンセルされた(一応書店からの注文も受け付けてはいるらしいが)。また、現在Amazonではプレミアがついた価格で中古本が販売されている(定価は1,262円+税)。
写真:2011/04/07 紅しだれコンサート2011@京都府京都市・平安神宮
岩手県の姫神山を名の由来とする、岩手県在住のシンセサイザー音楽ユニット・姫神(ひめかみ)。その楽曲はどこか懐かしい、東北の民謡に影響を受けたこぶし(メリスマ)を含むメロディーを特徴とし、“北人霊歌”とも称されている。バイオリンや津軽三味線、和太鼓等のゲストミュージシャンも参加。特に1998年以降は女性の地声合唱団・姫神ヴォイスを起用し、新たな魅力となった。2004年に星吉昭から星吉紀へとユニットが引き継がれ、心震わせる音を紡ぎ続けている。

 姫神の最新情報は、公式サイトTwitterFacebookをご覧下さい。



〜 姫神略年表 〜

1980年:シンセサイザー(星吉昭)・ギター・ベース・ドラムスからなる“姫神せんせいしょん”結成。
1981年:シングル『奥の細道』でデビュー。
1984年:姫神せんせいしょん解散。
      シンセサイザー奏者の星吉昭がソロユニット“姫神”として音楽活動を継続。
1985年:NHK「ぐるっと海道3万キロ」の音楽を担当。姫神の名が全国的に知られるようになる。
1994年:星吉昭の長男、星吉紀作曲の「十三の春」がアルバム『東日流』に収録。以降楽曲制作に参加。
1998年:シングル『神々の詩』がヒット。
      アルバム『縄文海流─風の縄文V─』で第40回日本レコード大賞の企画賞を受賞。
2000年:イスラエルの聖地エルサレムとエジプトのスフィンクス広場でコンサート。
2004年:10月1日、星吉昭死去(享年58歳)。日本レコード大賞・特別功労賞を受賞。
      姫神は星吉紀が引き継ぎ、音楽活動を続行。
2008年:新体制となって初のアルバム『天∴日高見乃國』発売。
2014年:中国・上海でコンサート。2016年にも開催。
写真:2013/08/24 白山一里野音楽祭2013(インタビュー中)@石川県白山市・一里野高原