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動物コインコレクション(爬虫類・魚類)
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爬虫類・・・●エリマキトカゲ ●ムカシトカゲ ●アオウミガメ
魚 類・・・●ホンノコギリエイ ●タイセイヨウニシン ●ボンガニシンダマシ ●タイセイヨウサケ ●イバラタツ ●コビトゴマハゼ ●メカジキ ●ハナミノカサゴ
エリマキトカゲ Chlamydosaurus kingii / 有鱗目アガマ科
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オーストラリア旧2セント硬貨/材質:青銅
オーストラリア旧2セント硬貨裏オーストラリア旧2セント硬貨表
(左)裏:エリマキトカゲ/(右)表:エリザベス2世
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エリマキの名の通り首の周囲に膜状のものを持ち、威嚇の際にはこれを広げ2本足で立ち上がり、相手がひるまない場合はそのまま2本足で逃げ去る。オーストラリアの北西部とニューギニア島南部に分布。日本では1980年代にTVCMの影響などで大流行した事で良く知られている。

なお、オーストラリアの1セントと2セントの硬貨は現在流通していない。

ムカシトカゲ Sphenodon punctatus / ムカシトカゲ目ムカシトカゲ科
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ニュージーランド旧5セント硬貨/材質:白銅
ニュージーランド旧5セント硬貨裏ニュージーランド旧5セント硬貨表
(左)裏:ムカシトカゲ/(右)表:エリザベス2世
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和名にトカゲと付き見た目も似ているが、トカゲの仲間ではなく原始的な爬虫類で、現生種ではムカシトカゲ属だけでムカシトカゲ目を構成。かつては1種のみとされていたが、今ではDNAの研究からニュージーランドのクック海峡のブラザー諸島に分布するものを別種のギュンタームカシトカゲS. gunteriとする説が有力。しかし、コインのものは普通の(?)ムカシトカゲと考えて良いだろう。ニュージーランドの限られた地域に生息する。

なお、ニュージーランドの5セント硬貨は2006年10月に廃止された。

アオウミガメ Chelonia mydas / カメ目ウミガメ科
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イギリス領ケイマン諸島旧10セント硬貨/材質:白銅
イギリス領ケイマン諸島旧10セント硬貨裏イギリス領ケイマン諸島旧10セント硬貨表
(左)裏:アオウミガメ/(右)表:エリザベス2世
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ケイマン諸島は中米・西インド諸島の一部で、コロンブスの4度目の航海中に発見され、沢山の海亀がいた事から最初はスペイン語で海亀を意味するラス・トルトゥガスと命名された。コインのものがどの種なのか情報が無いが、甲羅の肋甲板が左右4枚ずつあるように見え、これは通常5枚のアカウミガメCaretta carettaとは異なり、アオウミガメなどに当てはまる。また、アオウミガメはケイマン諸島では食用とされていた(今も?)ことや、タートル・ファームという所で養殖・飼育が行われ観光の目玉となっていることから、おそらくコインの海亀はアオウミガメだろう。

ケイマン諸島の通貨単位はケイマン諸島・ドル(100分の1はセント)。ちなみに現行の硬貨は裏面は同様だが、表面のエリザベス2世がよりお年を召した姿になっており、材質は(ニッケルでメッキされた)鉄。

ホンノコギリエイ Pristis pristis / ノコギリエイ目ノコギリエイ科
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西アフリカ諸国中央銀行発行旧10フラン硬貨/材質:アルミニウム青銅
旧フランス領西アフリカ旧25フラン硬貨裏旧フランス領西アフリカ旧25フラン硬貨表
(左)裏:ホンノコギリエイ/(右)表:リムガゼル
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ノコギリエイ(Sawfish)以上の情報が見つからない。ノコギリエイは世界に7種分布するが、コインが使用されている地域と分布が重なるのはオオノコギリエイ(P. pectinata)とホンノコギリエイのみ。デザインされているのは西アフリカ諸国中央銀行のロゴにもなっているデフォルメされた姿で、2種の内どちらなのか特定は難しいが、より似ているホンノコギリエイとした。ノコギリの名の通り、鱗が変化した歯のある長い吻を持ち、砂を掘り起こす際や小魚を叩き殺し捕食するのに使われる。

西アフリカ諸国中央銀行(BCEAO)はアフリカ西部の旧フランス領を中心とした8カ国の共同通貨(CFAフラン)を発行している国際的な中央銀行で、本部はセネガル共和国の首都ダカールにある。

タイセイヨウニシン Clupea harengus / ニシン目ニシン科
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イギリス王室属領マン島旧1/2ペニー硬貨(FAOコイン)/材質:青銅
イギリス王室属領マン島旧1/2ペニー硬貨(FAOコイン)裏面イギリス王室属領マン島旧1/2ペニー硬貨(FAOコイン)表面
(左)裏:タイセイヨウニシン、マン島/(右)表:エリザベス2世
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回遊魚で北大西洋、北極海に分布する。太平洋に分布するニシンC. pallasiiによく似ており、生態や肉質にも大きな差は無い。北欧ではマリネや燻製などで食べ、日本にもノルウェーなどから大量に輸入されているらしい。

マン島はグレートブリテン島とアイルランドに囲まれたアイリッシュ海の中央に位置する自治権を持ったイギリスの王室属領。通貨単位はマンクス・ポンド( Manx pound)で、100分の1がペニー(複数形はペンス)。イギリス・ポンドと等価だが、イギリス・ポンドがマン島で使用可能なのに対し、マンクス・ポンドは島外では使用不可。1977年と81年に発行された1/2ペニー硬貨は“FAOコイン”と呼ばれるもので、国際連合食料農業機構(FAO)が発行を推奨し、158カ国より295種が発行された内の1つらしい。


イギリス王室属領マン島旧1/2ペニー硬貨/材質:青銅
イギリス王室属領マン島旧1/2ペニー硬貨裏イギリス王室属領マン島旧1/2ペニー硬貨表
(左)裏:タイセイヨウニシン、マン島/(右)表:エリザベス2世
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イギリス王室属領マン島旧1/2ペニー硬貨/材質:青銅
イギリス王室属領マン島旧1/2ペニー硬貨裏イギリス王室属領マン島旧1/2ペニー硬貨表
(左)裏:タイセイヨウニシン/(右)表:エリザベス2世
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ボンガニシンダマシ(※標準和名ではない) Ethmalosa fimbriata / ニシン目ニシン科
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シエラレオネ旧1/2セント硬貨/材質:青銅
シエラレオネ旧1/2セント硬貨裏シエラレオネ旧1/2セント硬貨表
(左)裏:ボンガニシンダマシ/(右)表:初代首相ミルトン・マルガイ
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標準和名は無いようで、示した日本語名は英名「Bonga shad」の直訳。英名は西アフリカ内陸部での呼び名「Bonga」に由来するのだろう。当初このコインの魚について「fish」以上の情報が見つからず種の特定を諦めかけたが、ようやく「Bonga fish」という情報を見つけ、特定に繋がった。また、シエラレオネでは「Awefu」「Bongo」「Bonji」という呼び名があるらしい。西アフリカ沿岸諸国では水揚げ量の多い魚のひとつで、ボラやティラピアと並びタンパク資源として重要な役割を果たしている。

シエラレオネは西アフリカの西部大西洋岸に位置し、通貨単位はレオン(レオネ Leone)で、100分の1がセント。

タイセイヨウサケ Salmo salar / サケ目サケ科
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アイルランド旧10ペンス硬貨/材質:白銅
アイルランド旧10ペンス硬貨裏アイルランド旧10ペンス硬貨表
(左)裏:タイセイヨウサケ/(右)表:アイリッシュ・ハープ
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サケ類(salmon)という情報しか見つからないが、分布からタイセイヨウサケと考えられる。なお英語のsalmonは本来は本種のみを指す言葉。アトランティックサーモンとも呼ばれる。日本でサケと呼ばれるのはシロザケOncorhynchus ketaで、英語圏では「低級品」「犬の食べ物」という認識だとか・・・馬鹿野郎!(笑)

アイルランドの通貨単位は現在ユーロだが、それ以前はアイルランド・ポンド(1ポンド=100ペンス)が用いられていた。

イバラタツ Hippocampus histrix / トゲウオ目ヨウジウオ科
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シンガポール旧10セント硬貨/材質:白銅
シンガポール旧10セント硬貨表シンガポール旧10セント硬貨裏
(左)表:イバラタツ/(右)裏:稲穂
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タツノオトシゴ類(Seahorse)という以上の情報は見つからない(タツノオトシゴH. coronatusとしているサイトがあったが、この種はもっとのっぺりした外観で、そもそも日本と朝鮮半島近海にしか分布しない)が、幸いにもトゲトゲしい特徴的な外観をしており、分布と考え合わせて、当サイトではこれをイバラタツと結論付けた。インド太平洋の熱帯域に広く分布。“イバラ”の名も伊達じゃないトゲトゲだ。

シンガポールの通貨単位はシンガポール・ドル(1ドル=100セント)。

コビトゴマハゼ(※標準和名ではない?) Pandaka pygmaea / スズキ目ハゼ科
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フィリピン旧10センティモ硬貨(FAOコイン)/材質:アルミニウム
フィリピン旧10センティモ硬貨(FAOコイン)裏面フィリピン旧10センティモ硬貨(FAOコイン)表面
(左)裏:コビトゴマハゼ/(右)表:フランシスコ・バルタザール(詩人)
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“コビト”の名のとおり非常に小さく、体長わずか9ミリ(最大1.5センチ)。硬貨発行時は世界最小の魚だった。その後2004年に8.4ミリのスタウト・インファントフィッシュSchindleria brevipinguis、2006年に7.9ミリのドワーフ・フェアリー・ミノーPaedocypris progeneticaが発見され、世界最小の座は空け渡した。属名Pandakaはタガログ語で“小人”を意味する語に由来し、フィリピンでは「bia」「tabios」の名で知られるようだが、フィリピンの生息個体は汚染や埋め立てにより絶滅したらしい。

この硬貨は“FAOコイン”と呼ばれ、国際連合食料農業機構(FAO)が発行を推奨し、158カ国より295種が発行された内の1つ。ということは“ちりめんじゃこ”より小さいコビトゴマハゼを食用にしていたのか?

メカジキ Xiphias gladius / スズキ目メカジキ科
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シンガポール旧20セント硬貨/材質:白銅
シンガポール旧20セント硬貨表シンガポール旧20セント硬貨裏
(左)表:メカジキ/(右)裏:稲穂
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これはメカジキ(swordfish)という情報があった。成魚は全長4m・体重300kgを超える大型魚で、カジキ類の中でも最大級の種類。成魚には歯が無いが、食性は肉食性で特にイカ類を好み、他の魚類や甲殻類なども捕食。上顎が長く伸長した強大な「吻」を持つ恐ろしげな外見を裏切らず性質は獰猛で、船舶や大型魚、クジラなどにも突進するとか。和名は「目が大きいカジキ」の意味。

ハナミノカサゴ Pterois volitans / カサゴ目フサカサゴ科
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シンガポール旧50セント硬貨/材質:白銅
シンガポール旧50セント硬貨表シンガポール旧50セント硬貨裏
(左)表:ハナミノカサゴ/(右)裏:稲穂
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ミノカサゴ類(lionfish)という以上の情報が見つからない。ネッタイミノカサゴP. antennataとしているサイトがあり、第一印象では似ていたので私もそうかなと思ったが、ネッタイミノカサゴの頭部には縞模様がなく、胸ビレは一般的な魚のような膜のあるヒレの先端から鰭条(きじょう:ヒレの骨状の部分)が糸のように細く伸びていて、コインのものとはかなり異なる。むしろ(幟のように膜が付いていて太く見えるが)鰭条先端がカールしている扇子の骨のような胸ビレを持ち、頭も含めた全身に縞模様があることも含めてハナミノカサゴではないかと思う。ただし、非常によく似た近縁種のデビルファイヤーフィッシュP. milesかもしれないが・・・。




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