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動物コインコレクション(哺乳類)
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カモノハシ ●ハリモグラ ●アカカンガルー ●チビフクロモモンガ ●アフリカゾウ ●アジアゾウ ●アメリカビーバー ●キタリス ●マイルカ ●ヘラジカ ●トナカイ ●オーロックス(ウシ) ●リムガゼル ●スプリングボック ●オリックス ●ヒツジ ●イノシシ(ブタ) ●リャマ ●サバンナシマウマ ●ウマ ●ライオン ●トラ ●ジャガー ●ヒョウ ●ヒグマ
カモノハシ Ornithorhynchus anatinus / カモノハシ目カモノハシ科
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オーストラリア旧20セント硬貨/材質:白銅
オーストラリア旧20セント硬貨裏オーストラリア旧20セント硬貨表
(左)裏:カモノハシ/(右)表:エリザベス2世
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カモノハシはオーストラリア東部とタスマニア島に分布している。そのあまりに奇妙な姿から、18世紀末にヨーロッパに最初にもたらされた毛皮標本は様々な動物の体を剥製師が縫い合わせたまやかしものと考えられたらしい。また、カモノハシ目の哺乳類は子供ではなく卵を産むことでも知られている。

ちなみに現行の硬貨は裏面は同様だが、表面のエリザベス2世がお年を召した姿になっている。

ハリモグラ Tachyglossus aculeatus / カモノハシ目ハリモグラ科
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オーストラリア旧5セント硬貨/材質:白銅
オーストラリア旧5セント硬貨裏オーストラリア旧5セント硬貨表
(左)裏:ハリモグラ/(右)表:エリザベス2世
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和名にモグラと付くがモグラの仲間ではなく、カモノハシ目に属し(つまり卵を産む哺乳類)、オーストラリアとニューギニア島南東部に分布。体を覆うトゲは体毛が変化したもの(普通の体毛も生えている)。特有の吻と特化した舌を持ち、獲物であるアリやシロアリを捕食する。可愛らしいポーズでコインにデザインされているが、体毛には世界最大と言われる約4mmのノミが寄生するとか(たぶん人の血は吸わないだろうが・・・)。

ちなみに現行の硬貨は裏面は同様だが、表面のエリザベス2世がお年を召した姿になっている。

アカカンガルー Macropus rufus / カンガルー目カンガルー科
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オーストラリア旧1ペニー硬貨/材質:青銅
オーストラリア旧1ペニー硬貨裏オーストラリア旧1ペニー硬貨表
(左)裏:アカカンガルー/(右)表:ジョージ6世
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通貨単位がポンドだった頃のオーストラリアの1ペニー銅貨。その裏面にデザインされている。カンガルーの仲間では最大の種(メスよりオスのほうが大型)。後脚で跳躍し尾を振る反動で前向きの力を生み出して時速45q(最高70q)で走行するが、この走法は意外にも省エネなのだそう。

旧6ペンス硬貨は通貨単位がポンドだった時代のオーストラリアのもので、銀貨である。骨董市の「1枚100円」で売られている海外の硬貨の中にはこんなのも紛れており、まるで宝探しのようだ。



オーストラリア旧50セント硬貨/材質:白銅
オーストラリア旧50セント硬貨裏オーストラリア旧50セント硬貨表
(左)裏:国章(アカカンガルー、エミュー)/(右)表:エリザベス2世(現行はお年を召した姿)
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オーストラリア旧6ペンス硬貨/材質:銀(92.5%)
オーストラリア旧6ペンス硬貨裏オーストラリア旧6ペンス硬貨表
(左)裏:国章(アカカンガルー、エミュー)/(右)表:ジョージ5世
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チビフクロモモンガ Acrobates pygmaeus / カンガルー目チビフクロモモンガ科
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オーストラリア旧1セント硬貨/材質:青銅
オーストラリア旧1セント硬貨裏オーストラリア旧1セント硬貨表
(左)裏:チビフクロモモンガ/(右)表:エリザベス2世
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和名の通りモモンガの様に滑空できる(空を飛ぶ哺乳類では最小の種)が、モモンガの仲間ではなく、有袋類の一種でオーストラリア東部に分布。ちなみにこのコインの動物をクスクスやハイイロリングテイルとして紹介しているサイトもあるが、それらとは顔つきが異なり、当サイトではWikipediaのオーストラリアドルのコインのページ(英語)などを参考に、チビフクロモモンガ(英名:Feathertail Glider)としておく。

なお、オーストラリアの1セントと2セントの硬貨は現在流通していません。

アフリカゾウ Elephas africana / ゾウ目ゾウ科
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旧英領ローデシア・ニヤサランド連邦旧1ペニー硬貨/材質:青銅
旧英領ローデシア・ニヤサランド連邦旧1ペニー硬貨表旧英領ローデシア・ニヤサランド連邦旧1ペニー硬貨裏
(左)表:アフリカゾウ、王冠/(右)裏:枝?
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現生する陸棲動物では最大の種。アフリカゾウは2亜種に分けられるが、おそらく亜種サバンナゾウ(ソウゲンゾウ)E. a. africanaだろう。かんばつ、民族紛争、象牙目的の乱獲などにより生息数は減少しているという。1970年代から95年にかけてを見ると、生息数は約5分の1になった。

ローデシア・ニヤサランド連邦(中央アフリカ連邦)はかつてアフリカ南部にあったイギリス領で、後に独立して現在のザンビア、ジンバブエ、マラウイとなった。旧英領東アフリカは独立して現在のケニアとなった。アンゴラは1975年にポルトガルから独立した。



旧英領東アフリカ旧10セント硬貨/材質:青銅
旧英領東アフリカ硬貨裏旧英領東アフリカ硬貨表
(左)裏:アフリカゾウ(象牙)/(右)表:王冠
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旧ポルトガル領アンゴラ旧10エスクード硬貨/材質:白銅
旧ポルトガル領アンゴラ旧10エスクード硬貨裏旧ポルトガル領アンゴラ旧10エスクード硬貨表
(左)裏:旧ポルトガル領アンゴラ紋章(アフリカゾウ、サバンナシマウマなど)/(右)表:ポルトガル国章
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アジアゾウ Elephas maximus / ゾウ目ゾウ科
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タイ10バーツ硬貨(ラーマ9世即位50周年記念)/材質:金色部分はアルミニウム青銅、銀色部分は白銅
タイ10バーツ硬貨(ラーマ9世即位50周年記念)裏面タイ10バーツ硬貨(ラーマ9世即位50周年記念)表面
(左)裏:アジアゾウ、紋章/(右)表:ラーマ9世(プミポン国王)
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アジアゾウは3〜4亜種に分けられ、タイに分布するものは亜種インドゾウE. m. indicus、または亜種マレーゾウE. m. hirsutus

タイの10バーツ硬貨は通常のもの(表:ラーマ9世、裏:ワット・アルンラーチャワラーラーム寺院)以外に頻繁に何かを記念した別デザインのものが発行され、しかもコレクター向けの販売用ではなく普通に流通している。そのため何種類ものデザインの10バーツ硬貨が出回っており、タイで買い物をした際お釣りに混じっていることもよくあるようだ。私のコレクションにあるものはプミポン国王ことラーマ9世の即位50周年を記念して1996年に発行されたもの。当サイトではコレクター向けの記念硬貨は掲載しない方針だが、この記念硬貨は流通を目的として発行されているため掲載した。

アメリカビーバー Castor canadensis / ネズミ目ビーバー科
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カナダ旧5セント硬貨/材質:鉄(ニッケルメッキ)
カナダ旧5セント硬貨裏カナダ旧5セント硬貨表
(左)裏:アメリカビーバー/(右)表:エリザベス2世
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ダムを作ることで有名なビーバーは、世界で2番目に大きいネズミ目の動物。この仲間は北米に分布するこのコインのアメリカビーバーのほかに、ヨーロッパ北部〜中国北部に分布するヨーロッパビーバーCastor fiberがいる。

なお、現行の硬貨は裏面は同様だが、表面のエリザベス2世がお年を召した姿になっている。


カナダ旧5セント硬貨/材質:ニッケル
カナダ旧5セント硬貨裏カナダ旧5セント硬貨表
(左)裏:アメリカビーバー/(右)表:エリザベス2世
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キタリス Sciurus vulgaris / ネズミ目リス科
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ノルウェー旧1オーレ硬貨/材質:青銅
ノルウェー旧1オーレ硬貨裏ノルウェー旧1オーレ硬貨表
(左)裏:キタリス/(右)表:王冠、ノルウェー国王オーラヴ5世のモノグラム
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愛らしいドングリを持ったリスのデザイン。リスの分布からおそらくキタリスだろう。ユーラシア大陸の北部森林帯に広く分布し多くの亜種に分類されているが、ノルウェーに分布するものがどれかまでは判らず。日本には北海道に亜種エゾリスS. v. orientisが生息。

なお、ノルウェーの通貨単位はクローネで、その100分の1がオーレ。現在は2オーレ硬貨は発行されておらず、最小の額面の硬貨は50オーレ。

マイルカ Delphinus delphis / 鯨偶蹄目マイルカ科
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イタリア旧5リレ硬貨/材質:アルミニウム
イタリア旧5リレ硬貨裏イタリア旧5リレ硬貨表
(左)裏:マイルカ/(右)表:船の舵
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デザインされた動物がイルカの一種なのは間違いないが、具体的な種名の情報は見つからず。ただ、一般的にイルカとして真っ先にイメージされるハンドウイルカTursiops truncatusと比べると口吻が短く前頭部が出っ張っている一方で、マイルカはこの特徴に当てはまり、地中海や紅海のような閉ざされた海に好んで生息するらしいので、当サイトではこれをマイルカとしておく。

なお、「リレ」はかつてのイタリアの通貨単位「リラ」の複数形。現在のイタリアの通貨単位は「ユーロ」。表面にデザインされたものは船の舵なのだが、最初は何だかさっぱり分からず、上下逆に見ていた(笑)。

ヘラジカ Alces alces / 鯨偶蹄目シカ科
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ノルウェー旧5オーレ硬貨/材質:青銅
ノルウェー旧5オーレ硬貨裏ノルウェー旧5オーレ硬貨表
(左)裏:ヘラジカ/(右)表:ノルウェー国王オーラヴ5世
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和名の通りへらのような平べったい角を持つ、シカ科最大の動物。北米ではムースと呼ばれる。もちろん草食なのだが、なんと唾液には植物の成長を促す成分が含まれているのだという。糞は肥料になるだろうし、植物とまさにギブ・アンド・テイクの関係にあるといえそうだ。

トナカイ Acrobates pygmaeus / 鯨偶蹄目シカ科
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カナダ旧25セント硬貨/材質:ニッケル
カナダ旧25セント硬貨裏カナダ旧25セント硬貨表
(左)裏:トナカイ/(右)表:エリザベス2世
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サンタクロースのソリを引くことでおなじみのシカの一種。まれにトナカイは空想上の動物だと思っている人が居るようだが(空は飛ばないものの)実在する(笑)。和名「トナカイ」の語源はアイヌ語での呼称「トゥナカイ」。英語圏では「カリブー」や「レインディア」と呼ばれる。ちなみにトナカイについて調べる過程で、旧来のウシ目(偶蹄目)と鯨目がDNAの研究によって統合されていたことを知りビックリした。それにしても鯨偶蹄目(クジラ偶蹄目)って・・・もうちょっと良い名前は無いのか?

なお、5セント硬貨同様現在のカナダの25セント硬貨の材質は鉄(ニッケルメッキ)で、表面のエリザベス2世がお年を召した姿になっている。

オーロックス(ウシ) Bos primigenius / 鯨偶蹄目ウシ科
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セーシェル旧1セント硬貨(FAOコイン)/材質:アルミニウム
セーシェル旧1セント硬貨(FAOコイン)裏面セーシェル旧1セント硬貨(FAOコイン)表面
(左)裏:ウシ/(右)表:エリザベス2世
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野生牛であるオーロックスを家畜化したのが亜種ウシB. p. taurus。世界中で飼育されているが、一方で元になったオーロックスは17世紀に絶滅してしまった。そんなウシの頭部がデザインされたセーシェルの旧1セント硬貨は“FAOコイン”と呼ばれるもので、国際連合食料農業機構(FAO)が発行を推奨し、158カ国より295種が発行された内の1つらしい。

リムガゼル Gazella leptoceros / 鯨偶蹄目ウシ科
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旧フランス領西アフリカ旧25フラン硬貨/材質:アルミニウム青銅
旧フランス領西アフリカ旧25フラン硬貨裏旧フランス領西アフリカ旧25フラン硬貨表
(左)裏:リムガゼル/(右)表:女性の横顔
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弱いS字を描く長い角を持ったガゼルの仲間で、アフリカ北部の砂漠地帯に分布する。かんばつや乱獲により生息数が激減しているという。

かつてアフリカ西部にあったフランス領は1958年に解体し、独立して現在のモーリタニア、セネガル、マリ、ギニア、コートジボワール、ニジェール、ブルキナファソ、ベナンとなったが、独立後も西アフリカ諸国中央銀行発行の共同通貨を用いている国が多い。また、赤道アフリカ地域にあったフランス領でもリムガゼルがデザインされた硬貨が用いられていた。



西アフリカ諸国中央銀行発行旧10フラン硬貨/材質:アルミニウム青銅
旧フランス領西アフリカ旧25フラン硬貨表旧フランス領西アフリカ旧25フラン硬貨裏
(左)表:リムガゼル/(右)裏:ホンノコギリエイ
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スプリングボック Antidorcas marsupialis / 鯨偶蹄目ウシ科
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南アフリカ旧1ランド硬貨/材質:ニッケル
南アフリカ旧1ランド硬貨裏南アフリカ旧1ランド硬貨表
(左)裏:スプリングボック/(右)表:旧国章(スプリングボック、オリックス
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アンゴラ、ナミビア、ボツワナ、南アフリカ共和国に分布。オス、メス共に一度外側へ湾曲し、先端が内側へ向かう最長50cm程の角を持つ。なお、コイン表面で南アフリカの国章(2000年まで使われていたもの)を支える動物の内、左側のものもスプリングボック、右側はオリックス。

オリックス Oryx gazella / 鯨偶蹄目ウシ科
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ボツワナ10テベ硬貨/材質:鉄(ニッケルメッキ)
ボツワナ10テベ硬貨裏ボツワナ10テベ硬貨表
(左)裏:オリックス/(右)表:国章の一部
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鋭く直線的で長い角を持ち、先住民は槍の穂先にこの角の先端を用いたのだそう。オス、メス共に角を持つが、角はオスの方が大型になり、最大120cmにもなる。別名ゲムズボック。ボツワナ、アンゴラ、ジンバブエ、ナミビア、南アフリカ共和国に生息するのは亜種O. g. gazella、ケニアとタンザニアには別亜種O. g. callotisが分布。

なお、表面のデザインは国章の一部で、左右に配されるサバンナシマウマが省略されている。

ヒツジ Ovis aries / 鯨偶蹄目ウシ科
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ソマリア旧10センティ硬貨/材質:アルミニウム
ソマリア旧10センティ硬貨裏ソマリア旧10センティ硬貨表
(左)裏:ヒツジ/(右)表:国章(ヒョウ、盾など)
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十二角形でしかも縁が波打っている珍しい形のコイン。デザインされているヒツジは羊毛や食肉を目的に世界中で飼育されており、中近東に生息するアジアムフロンO. orientalisを元に家畜化されたという説が主流。羊肉は一度、北海道の駅弁で食べたことがあるが、なんだか独特の癖があった・・・まあ、好みや料理法の問題だろう。

イノシシ(ブタ) Sus scrofa / 鯨偶蹄目イノシシ科
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イギリス領バミューダ旧1セント硬貨/材質:青銅
イギリス領バミューダ旧1セント硬貨裏イギリス領バミューダ旧1セント硬貨表
(左)裏:イノシシ(ブタ)/(右)表:エリザベス2世
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イノシシを家畜化した亜種ブタS. s. domesticus。1500年代にヨーロッパ人がバミューダを訪れた際、通過船の緊急用食料として放牧していった(または難破船から逃げ出した)ブタが野生化。これが1609年の最初のイギリス人入植者の重要な食料源となり、硬貨のデザインに採用されたようだ。

バミューダは北大西洋にある諸島でイギリスの海外領土。こことフロリダ半島先端、プエルトリコを結んだ海域“バミューダトライアングル”は、船舶や航空機が謎の失踪を遂げるという伝説で知られる。通貨単位はバミューダ・ドル(100分の1はセント)で、アメリカ・ドルと等価。

リャマ Lama glama / 鯨偶蹄目ラクダ科
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ペルー旧1ソル硬貨/材質:黄銅
ペルー旧1ソル硬貨裏ペルー旧1ソル硬貨表
(左)裏:リャマ/(右)表:国章(リャマなど)
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ラクダの仲間で、アンデス地方で飼育されている家畜。荷物の運搬用に用いられたり毛や皮を衣類に用いたりしているが、儀式など特別な時を除き食用にはされないらしい。某CMで有名になったアルパカVicugna pacosに近縁な動物で、見た目も似ている。ちなみに、表面のペルーの国章の中にも小さなリャマの姿が・・・。

なお、ペルーの通貨は1980〜90年代に2度の大きなデノミを経ており、通貨単位は1985年11月以前がソル(100分の1はセンタボ)、1985年12月〜91年6月がインティ(100分の1はセンティモ)、1991年7月以降がヌエボ・ソル(100分の1はセンティモ)。


ペルー10センティモ硬貨/材質:黄銅
ペルー10センティモ硬貨表ペルー10センティモ硬貨裏
(左)表:国章(リャマなど)/(右)裏:世界遺産チャン・チャン遺跡のレリーフの鳥
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ペルー旧10センタボ硬貨/材質:黄銅
ペルー旧10センタボ硬貨表ペルー旧10センタボ硬貨裏
(左)表:国章(リャマなど)/(右)裏:国花のカントゥータ
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ペルー旧1/2ソル硬貨/材質:黄銅
ペルー旧1/2ソル硬貨表ペルー旧1/2ソル硬貨裏
(左)表:国章(リャマなど)/(右)裏
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サバンナシマウマ Equus quagga / ウマ目ウマ科
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ボツワナ50テベ硬貨/材質:鉄(ニッケルメッキ)
ボツワナ50テベ硬貨表ボツワナ50テベ硬貨裏
(左)表:国章(サバンナシマウマなど)/(右)裏:サンショクウミワシ
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コインの表面でボツワナの国章の左右にデザインされている。シマウマには数種あるが、ボツワナに分布することと縞模様からサバンナシマウマ(亜種チャップマンシマウマE. g. chapmani ?)のようだ。なお、シマウマは縞模様を除けば鳴き声も含めロバに似ており、現地では「縞模様のロバ」と呼ばれているという。

なお、ボツワナの通貨単位はプラ(Pula=“雨”“あいさつ”という意味)で、その100分の1がテベ(Thebe)。

ウマ Equus caballus / ウマ目ウマ科
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オーストリア旧5シリング硬貨/材質:白銅
オーストリア旧5シリング硬貨表オーストリア旧5シリング硬貨裏
(左)表:ウマ(乗馬する人)/(右)裏:盾、月桂樹
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オーストリア旧5シリング、イタリア旧50ユーロセントなど人が乗った姿でデザインされていることも多い。なお現在では、ウマの野生種はほとんど絶滅したとされており、日本の都井岬などの野生馬も一度家畜化され逃げ出したものだという。

オーストリアの現在の通貨単位はユーロで、シリングはその前に使われていたもの(100分の1はグロッシェン)。イタリアの硬貨の材質のノルディック・ゴールドは銅89%、アルミ5%、亜鉛5%、スズ1%の合金。1981年以降の現行のスペインの国章は背景のワシがいない。インドの通貨単位はルピーで、1ルピー=16アンナ、1アンナ=4パイサ。2006年以降使用されているのベネズエラの現行の国章は馬の向きが逆。


イタリア旧50ユーロセント硬貨/材質:ノルディック・ゴールド
イタリア旧50ユーロセント硬貨表イタリア旧50ユーロセント硬貨裏
(左)表:ウマ(乗馬する人)/(右)裏:当時のEU加盟15カ国の図
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スペイン旧10センティモ硬貨/材質:アルミニウム
スペイン旧10センティモ硬貨表スペイン旧10センティモ硬貨裏
(左)表:ウマ(槍を持ち馬に乗る人)/(右)裏:スペインの旧国章
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ノルウェー旧1クローネ硬貨/材質:白銅
ノルウェー旧1クローネ硬貨裏ノルウェー旧1クローネ硬貨表
(左)裏:ウマ/(右)表:国王オーラヴ5世
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インド旧1パイサ硬貨/材質:青銅
インド旧1パイサ硬貨裏インド旧1パイサ硬貨表
(左)裏:ウマ/(右)表:国章(ライオン(アショーカの獅子柱頭))
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ベネズエラ旧5センティモ硬貨/材質:銅クラッド鋼(銅と鉄を張り合わせたもの?)
ベネズエラ旧5センティモ硬貨表ベネズエラ旧5センティモ硬貨裏
(左)表:旧国章(ウマなど)/(右)裏:額面
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ベネズエラ旧25センティモ硬貨/材質:ニッケル
ベネズエラ旧25センティモ硬貨裏ベネズエラ旧25センティモ硬貨表
(左)裏:旧国章(ウマなど)/(右)表:シモン・ボリバル(南米の5か国をスペインからの独立に導いた)
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ライオン Panthera leo / ネコ目ネコ科
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イギリス旧10ペンス硬貨/材質:白銅
イギリス旧10ペンス硬貨裏イギリス旧10ペンス硬貨表
(左)裏:王冠をかぶったライオン/(右)表:エリザベス2世
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言わずと知れた百獣の王。イギリスの旧10ペンス硬貨には王冠をかぶった姿でデザインされているが、これは国章の一部にも用いられており、イギリスを守っているという意味があるのだとか。また、ライオンはイングランドの象徴ともされ、その王室の紋章に用いられている。もちろん現在のイギリスにライオンは分布しないのでやや違和感があるが、世界各地に広大な植民地を持っていた頃にはアフリカやインドの領内にライオンがいたのだろう。

ガーンジーはイギリス海峡のチャンネル諸島に位置するイギリス王室属領。かなりデフォルメされたデザインで紋章に3頭のライオンが配されている。通貨単位はガーンジー・ポンドでイギリス・ポンドと等価。ガーンジー島内ではイギリス・ポンドを使用できるが、島外でガーンジー・ポンドを使用することはできない。なお、1/2ペニー硬貨は現在発行されていない。


イギリス旧10ペンス硬貨/材質:白銅
イギリス旧10ペンス硬貨裏イギリス旧10ペンス硬貨表
(左)裏:王冠をかぶったライオン/(右)表:エリザベス2世
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イギリス旧1ポンド硬貨/材質:ニッケル黄銅(洋白)
イギリス旧1ポンド硬貨裏イギリス旧1ポンド硬貨表
(左)裏:国章(左にライオン、右は一角獣)/(右)表:エリザベス2世
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イギリス王室属領ガーンジー旧1/2ペニー硬貨/材質:青銅
ガーンジー旧1/2ペニー硬貨表ガーンジー旧1/2ペニー硬貨裏
(左)表:紋章(ライオン)/(右)裏:額面
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トラ Panthera tigris / ネコ目ネコ科
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シンガポール20セント硬貨/材質:白銅
シンガポール20セント硬貨表シンガポール20セント硬貨裏
(左)表:国章(トラ、ライオンなど)/(右)裏:スリナムゴウカン
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シンガポールにはかつて中国南部〜マレー半島にかけて生息する亜種インドシナトラP. t. corbettiが生息していたが、既に絶滅してしまっている。ライオンと並び称されるネコ科の肉食獣。そしてその二大巨頭がともに国章にデザインされている。ライオンはシンガポール自身を、トラはマレーシアとの歴史的つながりを表すらしい。

ちなみに20セント硬貨の裏面にはネムノキによく似たスリナムゴウカンCalliandra surinamensisがデザインされているが、なぜアフリカ原産の植物をわざわざ硬貨のデザインに採用したのか謎だ。また、旧5セント硬貨は現行のものと国章のリボンの形状が異なる。1セント硬貨は現在発行されていない。

シンガポール旧5セント硬貨/材質:アルミニウム青銅
シンガポール旧5セント硬貨表シンガポール旧5セント硬貨裏
(左)表:国章(トラ、ライオンなど)/(右)裏:ホウライショウ(モンステラ)
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シンガポール旧1セント硬貨/材質:青銅
シンガポール旧1セント硬貨表シンガポール旧1セント硬貨裏
(左)表:国章(トラ、ライオンなど)/(右)裏:ラン(国花のバンダ・ミス ジョアキム)
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ジャガー Panthera onca / ネコ目ネコ科
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メキシコ2ペソ硬貨/材質:金色部分はアルミニウム青銅、銀色部分はステンレス
メキシコ2ペソ硬貨裏メキシコ2ペソ硬貨表
(左)裏:アステカの暦石“太陽の石”(ジャガーなど)/(右)表:国章(イヌワシ
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小さくて分かりにくいかもしれないが、裏面の銀色のリング状の部分にデザインされたアステカの暦石である“太陽の石(Aztec sun stone)”右下に頭部が配されている。北アメリカ南部と南アメリカに分布。ジャガー(Jaguar)という名前は南アメリカインディアンの“yaguara”という言葉から来ており、これは「一跳びで獲物を殺す獣」という意味だという。

ヒョウ Panthera pardus / ネコ目ネコ科
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ソマリア旧5セント硬貨/材質:黄銅
ソマリア旧5セント硬貨表ソマリア旧5セント硬貨裏
(左)表:国章(ヒョウ、盾など)/(右)裏
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表面の国章で両側から盾を支えるデザイン。ネコ科の動物では最も広域に分布し、その範囲はアフリカから東アジアに至る。多くの亜種に分けられ、ソマリアには亜種アフリカヒョウP. p. pardusが分布する。

ソマリアの通貨単位はソマリア・シリング(シセリノ)で、その100分の1がセント(センテシミ、チェンテシミ、センティ)。1991年の内戦による中央政府崩壊以後、大量の偽札が出回り通貨価値が暴落。世界で最も価値の低い通貨の1つとなり、国内では主にドルやユーロ、サウジアラビア・リヤルが流通しているという。

ヒグマ Ursus arctos / ネコ目クマ科
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フィンランド旧50ペンニア硬貨/材質:ニッケル
フィンランド旧50ペンニア硬貨表フィンランド旧50ペンニア硬貨裏
(左)表:ヒグマ/(右)裏:スギゴケ
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熊はフィンランドでは「森の王者」とされている動物。熊の分布を考えると、フィンランドにも分布しているヒグマ(亜種ヨーロッパヒグマU. a. arctos)と考えて良さそう。

また、裏面にデザインされたものはてっきり雪の結晶だと思っていたが、スギゴケらしい。なお、フィンランドの2002年2月以前の通貨単位はマルッカ(1の位が0の時はマルッカー)で、その100分の1の単位がペンニ(1の位が0の時はペンニア)。現在はユーロが用いられている。




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